3ヶ月で一発合格 「PMP」 合格体験記

2023年7月29日

本サイトでは、「PMP」の試験の概要と、サイト運用者が1ヶ月で「PMP」に合格した際の勉強方法を記します。

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「PMP」とは?

まず、「PMP」の試験概要について紹介します。

「PMP」とは、「Project Management Professional」の略であり、米国のPMI (Project Management Institute)本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格になります。

PMPは、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

PMP認定試験ではコンピュータを用いた知識試験が含まれます。この試験では、4者択一の問題が180問出題され、230分以内に解答します。

「PMP」について詳しくは、こちらを参照ください。

「PMP」の受験資格は?

PMP試験を受験するためには、「プロジェクトマネジメントの経験年数」と「35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講」といった受験資格を満たすことが必要になります。

受験者が大学卒業、又はそれに相当する資格を持つ場合は、「36か月のプロジェクトマネジメント経験」と「4,500時間のプロジェクトを指揮する立場での実務経験」が必要になります。 また、高校卒業資格を持つ場合は、「60か月のプロジェクトマネジメント経験」と「7,500時間のプロジェクトを指揮する立場での実務経験」が必要になります。

なお、プロジェクトの実務経験は、試験の申込日から過去8年以内の経験が受験資格として認められます。

PMPの受験には、プロジェクトマネジメントに関するPMI認定研修の受講が必要になります。講習は様々な機関(RFP(PMI認定教育プロバイダー)、PMI支部、Eラーニング、研修期間など)から提供されています。

研修の受講が完了したら、研修名や研修場所などを、資料に基づいて申請書に記載し、PMP受験を申請します。場合によって、本当に受験資格を有するかどうか監査(Audit)を受けることもあります。そのため、申請に用いた資料は保管しておく必要があります。

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「PMP」には有効期限がある?

PMPには有効期限があります。3年ごとに更新が必要です。更新するためには、資格取得日から3年後までの間に、60PDU以上の継続学習が必要です。PDU(Professional Development Unit)は単位のことで、1PDUが1時間の活動に相当します。

PDU対象の活動は、認定された資格更新用の研修を受ける「教育(取得数制限なし)」と、新しいプロジェクトマネジメント知識の開発などの「専門性への還元(最大45PDU)」の2つがあります。

また、更新料はPMI会員が60ドル、非会員が150ドルです。

PMPの更新を行わない場合、1年間の資格停止期間になります。資格停止期間中に、更新の要件を満たすと、再度PMPを名乗ることができます。もし、資格停止期間中に更新の要件を満たさなかった場合は、資格失効となってしまいます。

PMP 受験のきっかけ(目的)は?

私が、「PMP」を受験したきっかけは、某大手IT(SIer)企業の(昇進時などに必要な)社内資格(PM)を取得する際に必要な前提条件として、「PMP」が求められたことがきっかけになります。

私は某大手IT(SIer)企業に入社し、6年目にPMPを受けました。そのため、PMの実務経験はありますが、業務が多忙で、勉強時間を作るのが難しい中での受験になりました。

PMPの合格までの勉強方法は?

私は、PMPを受けるために、社内のPMP35時間研修を受けました。その後、「PM教科書 PMP完全攻略テキスト PMBOKガイド第7版対応」を用いて学習をしました。基本的にはこのテキストの内容を理解し、問題演習と模試の問題を2回繰り返すことで理解をしながら、試験問題になれることができました。

上記のテキストで学んだあとは、Udemyで以下の講座で問題演習をすることで、試験問題に慣れ、PMPの考え方の理解を深めました。

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PMPの受験時

私は東京の新宿の会場(Pearson Professional Centers – Shinjuku Japan)で受けました。8時〜の試験で7時30分にエントランスに行きましたが、誰もなく、案内もなく。。。。少し戸惑いましたが、インターフォンで8Fに電話をすることで開錠してもらい中に入ることができました。

PMPの試験は以下になります。出題は単純な知識を問う問題よりもシミュレーション問題(特定の状況下でPMとして適切な判断を問う問題)が多く、しっかり読み込まないと回答できず、私は時間ギリギリまでかかって回答しました。

  • 出題数が「180問
  • 試験時間は「230分
  • 60問解答毎に合計2回10分以内の小休憩が取得できます。休憩時間は試験時間に含まれません。

試験に出題された内容はアジャイルに関する問題が中心でした。しかし、PMIイズム(プロジェクト マネージャーに必要な汎用的な考え方)をしっかり理解することが合格の近道だと思いました。シミュレーション問題は、以下のようなPMIイズムを頭に置いて、適切な行動の回答をすれば、PMP試験に合格できる内容かとも思いました。(PMPの問題は非公開ということもあり、テキストなどで試験と同じ問題はほぼ出ませんが、PMIイズムに従った回答をすれば合格できると思います。)

  • プロジェクト・マネージャー(PM)は、プロジェクトの結果に最終的な責任を負う 。
  • 問題解決の責任もPMが負う。そのため、問題を誰かに エスカレーションして委ねるべきではない。
  • プロジェクト・マネージャー(PM)は、受け身で待つのではなく、自ら積極的に行動する。
  • 問題に対して、オープンかつ正直に対応する。
  • 常に「正しい」行動をすべきである。
  • 慣習の異なる他国での振る舞いが問われる場合、習慣を調査・評価し、非倫理的・非合法でないかを判断した上で、その判断に従って行動すべきである。
  • 規律やルール は、破ってはいけない。
  • 顧客のためになるような解決策を取るべきである。

PMP受験の感想

私は結果として、上記学習することで約3ヶ月でPMPに合格することができました。PMPは、試験を受けるための前提資格や申し込みを英文で書く必要があり、準備が大変です。PMPを受けることができる試験会場や試験時間の選択肢は少なく、資格獲得の期限がある方は、予約を早めにしたほうが良いと思いました。

また、PMPを受かるコツとして、実業務と言うより、PMPの考え方(PM本部の米国人の考え方)を理解できるように勉強しないと受からない試験だと思います。今日紹介したテキストや演習を繰り返すことで十分、合格できる試験だと思います。

PMPは、PM(プロジェクト・マネージャ)を目指す人(PM人材)にとって、必要な知識だと思います。そのため、PMPは、非常に意義のある試験だと思います。皆さんも、是非、PMPを受験して見てください。

なお、試験結果は当日わかります。合格証明は数日後、連携されました。