「サービスデスク」「リスクマネジメント」の解説

2022年9月24日

サービスデスクとは?


「サービスデスク」とは、ユーザからの問合せ(システムの不具合や技術サポートなど)に、対応する単一の窓口のことです。また、ユーザからの問い合わせ以外でも、社内で検知された不具合の対応や、新しい情報を発信する役割を担っています。

「サービスデスク」が支えるプロセスは、「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「リリース管理」などに渡っています。次に、各プロセスの説明をしていきます。

  • インシデント管理:ユーザからの問合せ、クレーム、要求、システム障害などの事象を、インシデントと認識し、速やかに、一次対策を実施します。
  • 問題管理:システム、運用プロセスの問題点の根本原因を特定し、その原因の解決策を究明します。
  • 変更管理:システム構成の要素、運用プロセスの変更内容と変更計画を策定します。
  • リリース管理:変更計画に沿った、システム実装(開発)の作業を管理します。

◆確認問題

社内システムの利用方法などについての問合せに対し、単一の窓口であるサービスデスクを設置する部門として、最も適切なものはどれか。
 ア. インシデント管理の担当
   イ. 構成管理の担当
   ウ. 変更管理の担当
   エ. リリース管理の担当

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問36

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:正解です。「インシデント管理」は、インシデント発生時に、速やかにサービスの復旧を目指すプロセスです。
  • イ:「構成管理」は、IT資産全てを明確化し、IT資産の維持管理や、他のプロセスへ構成管理の提供を行います。
  • ウ:「変更管理」は、システム構成の要素、運用プロセスの変更内容と変更計画を策定します。
  • エ:「リリース管理」は、変更計画に沿った、システム実装(開発)の作業を管理します。