「関係モデル」の解説〜 ITパスポート R4年 問83 〜

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関係モデル とは?

「関係モデル」とは、データの集合を表現する数学的なモデルの一つであり、データ群を複数の項目の「関係」(relation)として捉えるもので、リレーショナルデータベース(RDB)の理論上の基礎となっているものです。

「関係モデル」では、一件のデータを複数の値を紐付けた「組」として表現します。それぞれの値は「属性」に所属しており、組の中では属性名を使って指し示すことができます。各属性は、どのような値を取りうるかを定めた定義域を持ちます。

なお、この「組」と「属性」で整理されたデータ集合全体のことを「関係」(relation)と呼びます。関係のことを、属性のみが定義された、データの入れ物としての「関係変数」と、関係変数に具体的に0個以上の組を代入した「関係値」に分けて考える場合もあります。

また、関係モデルでは、集合論に基づいており、関係代数による関係同士の演算も可能としています。基本的な演算として「和」(和集合を求める)、「差」(差集合を求める)、「交差」(積集合を求める)、「直積」(デカルト積を求める)、「制限」(条件に合う集合を抽出する)、「射影」(特定の属性だけ抽出する)、「結合」(条件に従って組み合わせる)、「商」(直積の逆演算)などがあります。

関係モデルに関する問題(令和4年問83)

データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。

ア.   オブジェクトモデル

イ.   階層モデル

ウ.   関係モデル

エ.   ネットワークモデル

出典:令和4年度  ITパスポート試験公開問題 問83

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.   オブジェクトモデル

不正解です。

イ.   階層モデル

不正解です。

ウ.   関係モデル

正解です。

エ.   ネットワークモデル

不正解です。

関係モデル

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