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関係モデル とは?
「関係モデル」とは、データの集合を表現する数学的なモデルの一つであり、データ群を複数の項目の「関係」(relation)として捉えるもので、リレーショナルデータベース(RDB)の理論上の基礎となっているものです。
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「関係モデル」では、一件のデータを複数の値を紐付けた「組」として表現します。それぞれの値は「属性」に所属しており、組の中では属性名を使って指し示すことができます。各属性は、どのような値を取りうるかを定めた定義域を持ちます。
なお、この「組」と「属性」で整理されたデータ集合全体のことを「関係」(relation)と呼びます。関係のことを、属性のみが定義された、データの入れ物としての「関係変数」と、関係変数に具体的に0個以上の組を代入した「関係値」に分けて考える場合もあります。
また、関係モデルでは、集合論に基づいており、関係代数による関係同士の演算も可能としています。基本的な演算として「和」(和集合を求める)、「差」(差集合を求める)、「交差」(積集合を求める)、「直積」(デカルト積を求める)、「制限」(条件に合う集合を抽出する)、「射影」(特定の属性だけ抽出する)、「結合」(条件に従って組み合わせる)、「商」(直積の逆演算)などがあります。
関係モデルに関する問題(令和4年問83)
データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。
ア. オブジェクトモデル
イ. 階層モデル
ウ. 関係モデル
エ. ネットワークモデル
出典:令和4年度 ITパスポート試験公開問題 問83
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. オブジェクトモデル
不正解です。
イ. 階層モデル
不正解です。
ウ. 関係モデル
正解です。
エ. ネットワークモデル
不正解です。
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