「プログラムの著作権保護」「イノベーター理論」の解説

プログラムの著作権保護とは?

著作権とは、知的財産権(知的所有権)の一種であり、美術、音楽、文学、学術など作者の思想や感情が表現された「著作物」を著作者に対して、法律により与えられた権利です。

「プログラムの著作権保護」の解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

プログラムの著作権保護に関する問題

著作権法によって保護の対象と成り得るものだけを,全て挙げたものはどれか。
     a. インターネットに公開されたフリーソフトウェア
     b. データベースの操作マニュアル
     c.  プログラム言語
     d.  プログラムのアルゴリズム
 ア. a, b
    イ. a, d
    ウ. b, c
    エ. c, d

出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問7

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・解説は、次の通り。

プログラム関係の著作物のうち、以下の3つは著作権法の保護の対象外とされています。

  • プログラム言語 
  • 規約(プロトコルやインタフェース)
  • 解法(アルゴリズムや論理手順)

そのため、上記以外は著作権法の保護対象となります。よって、「aとb」は保護対象、「cとd」は保護対象外になります。著作権法によって保護の対象と成り得る組合せは「a,b」であるため、「ア」が正解になります。

イノベーター理論とは?

「イノベーター理論」とは、新しい製品、サービスの市場への普及率を表したマーケティング理論であり、スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が『イノベーション普及学』という著書の中で 1962年に提唱しました。

イノベーター理論では、普及の過程を5つの層に分類し、それを基にマーケティング戦略、市場のライフサイクルについて検討することが推奨されています。市場の成長に伴い。普及率は高まりますが、イノベーター理論では、普及のどの段階の層かによって5つに分類しています。

ここで、イノベーター理論の5つの層がそれぞれどのようなタイプなのかについて紹介します。

  • イノベーター(革新者):まず、最初期に製品、サービスを採用するのがイノベーター(革新者)という層になります。イノベーターは情報感度が高く、新しいものを積極的に導入する好奇心を持つ層です。「新しい」ということに価値を感じ、市場に普及していない、コストが高い製品やサービスでも、ユーザーの価値観に合致したモノであれば支えてくれます。なお、市場全体の約2.5%が、イノベーター(革新者)であると言われています。
  • アーリーアダプター(初期採用者):イノベーターほど急進的ではありませんが、これから普及するかもしれない製品やサービスに早く目をつけ購入する層のことをアーリーアダプター(初期採用者)と呼ばれています。アーリーアダプターは、世間や業界のトレンドに敏感で、常にアンテナを高く張って情報を判断し、これから流行りそうなものを採用するため、オピニオンリーダーやインフルエンサーになりやすい層です。アーリーアダプターはこの後の層に対する影響力が大きいため、5つの層の中でもアーリーアダプターの攻略は特に重要だと言われています。なお、市場全体の約13.5%がアーリーアダプターだと言われています。
  • アーリーマジョリティー(前期追随者):情報感度は比較的高いが、新しい製品やサービスの採用に慎重なのが、アーリーマジョリティー(前期追随者)という層になります。アーリーマジョリティーは、アーリーアダプターの意見に大きく影響を受けるため、アーリーマジョリティーを開拓するには、アーリーアダプターを攻略し、製品やサービスを導入する合理性を説明できなければなりません。なお、市場全体の34%程度がアーリーマジョリティーだと言われています。
  • レイトマジョリティ(後期追随者):新しい製品やサービスは消極的で、なかなか導入しないのがレイトマジョリティ(後期追随者)になります。レイトマジョリティは、多くのユーザーがこの商品やサービスを採用している、導入側が多数派だと確証を得てから採用する層になります。この層を攻略するには、まず普及率を高めなければなりません。なお、市場全体の34%程度がレイトマジョリティだと言われています。
  • ラガード(遅滞者):ラガードは市場の中でも最も保守的な層であり、その製品やサービスがただ普及するだけでなく、伝統的、文化的なレベルまで商品を採用することが一般的にならないと採用しない層になります。ラガードを攻略するには、製品、サービスが世間の定番になっていることを訴求し、その次のトレンドとなりそうな新商品よりも安心できることを訴求する必要があります。なお、市場全体の16%程度がラガードだと言われています。

イノベーター理論に関する問題

画期的な製品やサービスが消費者に浸透するに当たり,イノベーションへの関心や活用の時期によって消費者をアーリーアダプタ,アーリーマジョリティ,イノベータ,ラガード,レイトマジョリティの五つのグループに分類することができる。このうち,活用の時期が2番目に早いグループとして位置付けられ,イノベーションの価値を自ら評価し,残る大半の消費者に影響を与えるグループはどれか。
 ア.  アーリーアダプタ
    イ.  アーリーマジョリティ
    ウ.  イノベータ
    エ.  ラガード

出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問8

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・解説は、次の通り。(各選択肢の用語の解説は上記のイノベーター理論とは?を参照して見て下さい!!)

早い順から2番目のグループに位置し、発言した意見や感想が顧客の購買行動に重要な影響を与える層は、「アーリーアダプタ」になります。

なお、イノベーションの普及においては、イノベータとアーリーアダプタで構成される初期市場で受け入れられても、アーリーマジョリティ以降で構成されるメイン市場に普及させるのが難しいと知られています。キャズム理論では、このアーリーアダプタとアーリーマジョリティの間に存在する乗り越えるのが難しい溝を「キャズム」と呼ばれています。