関係データベースの正規化とは、データの重複を無くし整合的にデータを取り扱えるようにデータベースを設計することです。
関係データベースの正規化とは?
関係データベースの正規化とは何ですか?
データベースの正規化とは、データを扱いやすくするために行うデータベース設計の手法のことです。
正規化の目的は、データベース上で扱うデータの重複を削除し、データの更新時に発生する異常を取り除くことになります。
正規化の手順
ここでは、正規化の手順を紹介します。よく知られている正規化の定義は、第1〜第5正規化や、第3.5正規化とも呼ばれるボイス・コッド正規化があります。ただ、実務で使われる多くの場合は、第3正規化までになります。そのため、本サイトでも第3正規化までの正規化手順を紹介していきます。
後述する「関係データベースの正規化に関する問題(令和5年問59)」の解説・解答でも正規化手順を紹介しています。こちらも確認してみてください。
第1正規化
第1正規化では、属性値に含まれる繰り返し項目をなくします。
第2正規化
第2正規化では、主キーが複数の項目の組合せから成る複合主キーのときに、主キーの一部の項目によって一意に決まる項目を別表にします。
第3正規化
第3正規化では、主キー以外の項目によって一意に決まる項目を別表に移します。
正規化のメリット
正規化のメリットとして、以下を挙げることができます。
- データ管理(保守)が容易になる
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無駄を排除しているため、データ変更が必要な場合、最小限の修正のみで済みます。
- データの共通性(汎用性)向上
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複数のシステムからも利用しやすくなります。また、データ移行の際もスムーズに行えます。
- データ容量の削除
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無駄な項目を削除するために保存に必要なデータ領域を削除できます。また、データ処理の効率も良くなります。
正規化のデメリット
正規化のデメリットとして、「検索スピードが遅くなる」ことが挙げられます。結合(データをまとめる)することで、検索スピードが落ちる傾向にあります。そのため、意図的に正規化をしない(非正規化)の設計をする場合があります。
関係データベースの正規化に関する問題(令和5年問59)
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ア.
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イ.
不正解です。
ウ.
不正解です。
エ.
正解です。
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