「公開鍵暗号方式」「バッチ処理」の解説

2020年12月13日

公開鍵暗号方式とは?

「公開鍵暗号方式」とは、公開されている誰でも取得可能な「公開鍵」と、受信側のみが保持している「秘密鍵」を用いて、暗号化を行う方式のことです。

「公開鍵暗号方式」の解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

公開鍵暗号方式に関する問題

◆確認問題

公開鍵暗号方式を利用した処理と,その処理に使用する公開鍵の組合せa~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
   ア.  a, b
   イ.  a, c
   ウ.  b
   エ.  b, c

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問93

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・b,cが適切です。各選択肢(a〜c)の解説は、次の通り。

  • a:誤りです。「ディジタル署名」は送信者の秘密鍵を用いて生成します。選択肢(a)の場合は、電子メール作成者の秘密鍵が必要になります。
  • b:正しいです。「ディジタル署名」の検証は、送信者の公開鍵を使用します。選択肢(b)の電子メール作成者の鍵で合っています。
  • c:正しいです。暗号化通信は、受信者の公開鍵を使用してデータを暗号化します。選択肢(c)の場合、送信者がクライアント(ブラウザ)、受信者がWebサーバのため、Webサーバの公開鍵で合っています。

バッチ処理とは?

「バッチ処理」とは、複数のプログラムからなる作業において、あらかじめ一連の手順を登録し、まとめて連続的に実行する方式のことです。また、一定期間や一定量ごとに、データをまとめて一括して処理する方式のことです。  

ここで、「バッチ処理」のメリット、デメリットを紹介します。主な、バッチ処理のメリットは以下の通りです。

  • 場所や時間にとらわれずデータ処理ができる:バッチ処理は一定量集計したデータをまとめて処理するという特性上、オペレーターなど作業者がその場に居合わせる必要はなく、タスクスケジューリングを行うことで、好きな日時にデータ処理を行えます。夜間や祝日など、業務時間外にデータ処理を設定することが可能なため、時間をフル活用できます
  • 大規模データを効率的に処理ができる:データを一括処理することができるため、大規模データでも効率的に処理することが可能になります。
  • ヒューマンエラーを排除できる:大規模データは、プログラムされたように処理されるため、入力ミスのようなヒューマンエラーを排除することができます。
  • コンピューターリソースを最大限に活用できる:サーバなどのコンピューターは、本来の性能に対し、実際引き出せている力は十数%程度であり、多くの場合、コンピューターリソースを無駄にしています。バッチ処理では、このようなコンピューターリソースを最大限に活用できるため、高い投資対効果を得られます

主な、バッチ処理のデメリットは以下の通りです。

  • リアルタイムに集計状況を確認できない:バッチ処理は、一括処理という特性上、リアルタイムでデータの集計状況などを確認することができません。
  • データ量増加で処理が遅延することがある:ビッグデータの特徴として、データが日々蓄積します。バッチ処理は、このデータに都度対応することで処理が、遅延するといったトラブルがよく起こります。
  • スクリプトやプログラムが複雑化しやすい:バッチ処理は、多くのデータ処理を一括で行うため、スクリプトやプログラムが複雑になる傾向にあります。
  • プログラムがブラックボックス化しやすいため技術共有が難しい:バッチ処理のほとんどのケースでは、担当情報システムが独自に組んだプログラムで処理を行います。そのため、プログラムがブラックボックス化しやすく、担当者が切り替わった際、新たにプログラムを組んだり、無駄な業務が発生することがあります。

バッチ処理に関する問題

◆確認問題

バッチ処理の説明として,適切なものはどれか。
    ア. 一定期間又は一定量のデータを集め,一括して処理する方式
   イ. データの処理要求があれば即座に処理を実行して,制限時間内に処理結果を返す方式
   ウ. 複数のコンピュータやプロセッサに処理を分散して,実行時間を短縮する方式
   エ. 利用者からの処理要求に応じて,あたかも対話をするように,コンピュータが処理を実行して作業を進める処理方式

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問94

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り

  • ア:正解です。「バッチ処理」の説明になります。
  • イ:「リアルタイム処理」の説明になります。
  • ウ:「分散処理」の説明になります。
  • エ:「対話型処理」の説明になります。