「プロジェクト統合マネジメント」「システム監査」「WBS」の解説

2021年9月3日

プロジェクト統合マネジメントとは?

「プロジェクト統合マネジメント」とは、プロジェクトマネジメント活動のプロセスグループを統合的に管理、調整することを目的としたPMBOKの知識エリアのことです。

「プロジェクト統合マネジメント」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

プロジェクト統合マネジメントに関する問題

◆確認問題

プロジェクトマネジメントの活動には,プロジェクトタイムマネジメント,プロジェクトコストマネジメント,プロジェクト人的資源マネジメントなどがあり,これらの調整を行うプロジェクト統合マネジメントがある。システム開発プロジェクトにおいて,納期の前倒しを決定した場合のプロジェクト統合マネジメントの活動として,適切なものはどれか。
 ア. クリティカルパスの期間を短縮するために,作業順序の変更を検討する。
    イ. スケジュールを短縮するための増員,費用,短縮可能回数などを比較検討する。
    ウ. スケジュールを短縮する場合の費用への影響を見積もる。
    エ. 要員の投入時期を見直して要員計画を変更する。

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問52

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「プロジェクト・タイム・マネジメント」の活動になります。
  • イ:正解です。「プロジェクト・統合・マネジメント」の活動になります。
  • ウ:「プロジェクト・コスト・マネジメント」の活動になります。
  • エ:「プロジェクト・人的資源・マネジメント」の活動になります。

システム監査とは?

「システム監査」とは、企業や組織などにおいて、業務で使用している情報処理システムの「信頼性」・「安全性」・「効率性」などの点について、第三者の視点から、客観的に点検・評価することです。

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「システム監査」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

システム監査に関する問題

◆確認問題

情報システム部がシステム開発を行い,品質保証部が成果物の品質を評価する企業がある。システム開発の進捗は管理部が把握し,コストの実績は情報システム部から経理部へ報告する。現在,親会社向けの業務システムの開発を行っているが,親会社からの指示でシステム開発業務に対するシステム監査を実施することになり,社内からシステム監査人を選任することになった。システム監査人として,最も適切な者は誰か。
  ア.  監査経験がある開発プロジェクトチームの担当者
    イ.  監査経験がある経理部の担当者
    ウ.  業務システムの品質を評価する品質保証部の担当者
    エ.  システム開発業務を熟知している情報システム部の責任者

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問53

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:システム開発業務の当事者のため、不適切です。
  • イ:正解です。
  • ウ:評価する立場としてシステム開発業務に係っているため、不適切です。
  • エ:情報システム部の長として、システム開発業務を統制・管理する立場にいるため、不適切です。

WBSとは?

「WBS」とは、「Work Breakdown Structure(作業分解構成図)」の略であり、プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したものになります。

「WBS」の作成には、作業漏れを防ぎ、プロジェクトの範囲を明確にすると同時に、作業単位ごとに内容・日程・目標を設定することで、コントロールしやすくする目的もあります。

なお、「WBS」を作成する主なメリットは次の通りです。

  • 作業内容が明確になります。
  • スケジュールの構築が綿密になります。
  • 役割分担が明確になります。
  • 作業工数の見積りが容易になります。
  • 進捗管理が容易になります。
  • スコープが明確になります。

WBSに関する問題

◆確認問題

プロジェクトの計画段階で行う作業で,プロジェクトで実施しなければならない全ての作業を洗い出し階層構造に整理し,同時にプロジェクトの管理単位を明確化する手法はどれか。
 ア. CRM
    イ. ERP
    ウ. PPM
    エ. WBS

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問54

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(CRM):「CRM」とは、「Customer Relationship Management」の略であり、顧客と長期的に良好な関係を築くことを重視し、顧客の満足度と利便性を高めることで、それぞれの顧客の顧客生涯価値を最大化することを目標とする経営手法のことです。
  • イ(ERP):「ERP」とは「Enterprise Resource Planning」の略であり、企業資源計画とも呼ばれ、企業全体の経営資源を有効かつ統合的に計画・管理し、経営の効率化を図るための手法のことです。
  • ウ(PPM):「PPM」とは、「Products Portfolio Management」の略であり、縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとり、マトリックス図として4象限に区分し、市場における製品の位置付けを2つの観点で分類して、資源配分を検討する手法のことです。
  • エ(WBS):正解です。