「セキュリティゾーニング」「プロジェクションマッピング」の解説
セキュリティゾーニングとは?
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「セキュリティゾーニング」とは、セキュリティ管理のため、入退室管理のレベルによってゾーン分けを行うことです。例として、来客·社員が入室可能、社員のみ入室可能、限られた社員のみ入室可能の3レベルのセキュリティゾーンに分けるなどがあります。
オフィスのセキュリティでは、部外者の不用意な入室や、重要な情報・資産の外部流出を防ぐことが主な目的になります。その為、セキュリティレベルに合わせたオフィス空間のエリア分けをすることが重要になります。なお、このエリア分けのことを「ゾーニング」とも呼ばれます。
ここで、セキュリティレベルの分けの例を紹介します。
- レベル1:共用エリア=受付、応接等の部外者を受け入れる為のオープンスペース
- レベル2:専用エリア=部外者の直接の入室を禁じている一般執務スペース
- レベル3:特定エリア=重要書類、資産、金庫等の管理を必要とする重要スペース
セキュリティゾーニングに関する問題
情報セキュリティの物理的対策として,取り扱う情報の重要性に応じて,オフィスなどの空間を物理的に区切り,オープンエリア,セキュリティエリア,受渡しエリアなどに分離することを何と呼ぶか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問82
ア. サニタイジング
イ. ソーシャルエンジニアリング
ウ. ゾーニング
エ. ハッキング
◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。
- ア(サニタイジング):「サニタイジング」とは、ユーザの入力値を受け取り処理するWebアプリケーションにおいて、入力データ中のスクリプトやコマンドとして、特別な意味を持つ文字があった場合、HTML出力やコマンド発行の直前でエスケープ処理し無害化する操作のことです。
- イ(ソーシャルエンジ二アリング):「ソーシャルエンジ二アリング」とは、技術的方法ではなく、人の心理的な隙やミスに付け込み、パスワードなどの秘密情報を不正に取得する方法の総称のことです。
- ウ(ゾーニング):正解です。「ゾーニング」とは区画することになります。セキュリティゾーニングでは、オフィスをセキュリティレベルに応じて共用エリア、専用エリア、特定エリアなどに分け、それぞれに入退室者や管理方法を定める物理的対策のことです。
- エ(ハッキング):「ハッキング」とは、コンピュータを熟知した者が行う、ハードウェアやソフトウェアの解析や改変のことになります。
プロジェクションマッピングとは?
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「プロジェクションマッピング」 とは、コンピュータで作成したCGとプロジェクタ等の映写機器を用い、立体物に映像を映し、時には音と同期させる技術の総称のことです。
「プロジェクションマッピング」は、実物(リアル)と映像(バーチャル)をシンクロさせる映像手法のことで、その両者の融合が生み出す世界観が世界中で注目されています。映像をスクリーンのような平面に投映するのではなく、建築や家具などの立体物、または、凹凸のある面にプロジェクター等で投映します。
「プロジェクションマッピング技術」を活用例として、 「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ・ボーダレス」を挙げることができます。「チームラボ・ボーダレス」については以下リンク先を参照して見て下さい!!!!
プロジェクションマッピングに関する問題
建物や物体などの立体物に,コンピュータグラフィックスを用いた映像などを投影し,様々な視覚効果を出す技術を何と呼ぶか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問83
ア. ディジタルサイネージ
イ. バーチャルリアリティ
ウ. プロジェクションマッピング
エ. ポリゴン
◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。
- ア(ディジタルサイネージ):「ディジタルサイネージ」とは、従来のポスター広告等に代わり、ディジタル技術を活用し、平面ディスプレイやプロジェクタなどで映像や情報を表示する広告媒体のことです。
- イ(バーチャルリアリティ):「バーチャルリアリティ(仮想現実)」とは、コンピュータ等によって作り出された世界をコンピュータグラフィックス等利用し、ユーザに体験させる技術のことです。
- ウ(プロジェクションマッピング):正解です。「プロジェクションマッピング」とは、プロジェクタ等の映写装置を用いて、建築物、人体、空間等の立体物にコンピュータグラフィックス投影する技術のことです。
- エ(ポリゴン):「ポリゴン」とは、元々、多角形を意味します。3DCGにおいてのポリゴンは、多角形を組み合わせて曲面や凹凸がある物体を近似的にモデリングする技法のことになります。
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