クリプトジャッキングとは?
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「クリプトジャッキング」とは、仮想通貨を取得することを目的とした攻撃手法で、マイニング(採掘)を攻撃者自身のPCではなく、他者のPCを不正に操作しマイニングさせる攻撃手法のことです。

ビットコイン(Bitcoin)などの暗号資産(仮想通貨)は、金銭との交換だけでなく、PCでマイニング(採掘)と呼ばれる演算行為を通じても入手が可能なものがあります。マイニングを実施するには、多大な計算リソース(CPUやメモリ等)が必要となるため、消費電力も相当必要になります。悪意のある攻撃者等が、そのマイニング行為を、他人の端末で不正に行うことを「クリプトジャッキング」と呼ばれています。マイニングの結果として、取得された暗号資産(仮想通貨)を攻撃者が得ることができます。
ここで、クリプトジャッキングの流れ(例)を紹介します。
- 攻撃者がwebサイトに侵入する
- ユーザが侵害されたwebサイトに接続し、クリプトマイニング・スクリプトを実行する
- ユーザは自覚がない状態で、攻撃者のために仮想通貨マイニングを開始する
- ブロックチェーンに新規のブロックを追加することに成功したら、攻撃者は仮想通貨(Bitcoinなど)を獲得する
クリプトジャッキングクに関する問題(令和2年秋 問60)
暗号資産(仮想通貨)を入手するためのマイニングと呼ばれる作業を,他人のコンピュータを使って気付かれないように行うことを何と呼ぶか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問60
ア. クリプトジャッキング
イ. ソーシャルエンジニアリング
ウ. バッファオーバフロー
エ. フィッシング
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. クリプトジャッキング
正解です。
イ. ソーシャルエンジニアリング
不正解です。
ウ. バッファオーバフロー
不正解です。
エ. フィッシング
不正解です。
スケールアップ・スケールアウトとは?
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「スケールアップ」とは、サーバー処理能力向上の方法の一つで、メモリやハードディスクの増設や、CPUを上位スペックに交換(スペックアップ)することで、サーバ自体のパフォーマンスを向上させることになります。
「スケールアウト」とは、システムを構成するサーバの台数を増やすことで、システムの処理能力を高めることになります。
「スケールアップ」では、一般的に、クラウド(IaaS)の場合、サービス事業者から提供される管理パネルから、CPU、メモリなどのリソースを簡単に拡張させることができます。APIを利用することで、サーバ負荷状況に応じ、自動的にリソース拡張させるような設定も可能になります。無駄のないリソースの最適化、管理・運用の手間の削減で、コストダウンに繋げることができます。特に、扱うデータを複数サーバーに、分散させづらい場合は、スケールアップが有効的な手法です。
「スケールアウト」の例として、1台につき1分に10件のリクエストを処理できるWebサーバがあったとします。Webサーバをさらに1台増設することで、1分間に20件のリクエストが処理できるようになるという発想になります。また、何らかのトラブルで、サーバの故障が発生したとしても別のサーバでカバーが可能なため、システムの可用性が高まり安定運用を実現できます。
スケールアップ・スケールアウトに関する問題(令和2年秋 問61)
サーバの性能向上策に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問61
あるシステムで,処理件数の増加に伴い,サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として,サーバの台数を増やして並行処理させて対応することを( a )という。サーバ自体を高性能のものに交換したり,CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを( b )という。

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ア.
正解です。
イ.
不正解です。
ウ.
不正解です。
エ.
不正解です。
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