コンペア法とは?
「コンペア法」とは、マルウェア対策として用いられ、ウイルスの感染が疑わしい対象(検査)と安全な場所に保管してあるその対象の原本を比較し、異なっていれば感染を検出する方法のことです。なお、原本の情報が増大になる際は、ファイル容量やハッシュ値等で比較することもあります。
コンペア法をマルウェア対策として利用される「メリット」「デメリット」を紹介します。メリットは次の通りです。
- 実装が非常に容易です。
- ほぼ100%変更有無を検知することができます。
一方、デメリットは次の通りです。
- 確実に安全といえる原本が必要になります。
- ファイル数が多いと検知に時間がかかります。(ファイル容量やハッシュ値等で比較することで検知時間を短縮することができます。)
なお、「コンペア法」にも記載「マルウェア (Malware)」 とは、不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称のことです。 「コンピュータウイルス」や「ワーム」などが挙げられます。
「ハッシュ関数」の解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。
コンペア法に関する問題(平成30年秋 問84)
◆確認問題
社内のPCでマルウェアが発見された。そのマルウェアが他のPCにも存在するかどうかを調査する方法として,最も適切なものはどれか。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問84
ア. そのマルウェアと同じアクセス権が設定されているファイルを探す。
イ. そのマルウェアと同じ拡張子をもつファイルを探す。
ウ. そのマルウェアと同じ所有者のファイルを探す。
エ. そのマルウェアと同じハッシュ値のファイルを探す。
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. そのマルウェアと同じアクセス権が設定されているファイルを探す。
不正解です。
イ. そのマルウェアと同じ拡張子をもつファイルを探す。
不正解です。
ウ. そのマルウェアと同じ所有者のファイルを探す。
不正解です。
エ. そのマルウェアと同じハッシュ値のファイルを探す。
正解です。
関係データベースの演算に関する問題(平成30年秋 問85)
◆確認問題
関係データベースで管理している”担当社員”表,”地区”表及び”顧客”表を結合して,A表を得た。結合に用いた”顧客”表はどれか。ここで,下線のうち実線は主キーを,破線は外部キーを表す。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問85
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア.
不正解です。
イ.
不正解です。
ウ.
不正解です。
エ.
正解です。
GIFとは?
「GIF」とは、「Graphics Interchange Format」の略であり、256色以下で色数の少ない静止画像(イラスト等)を中心に扱うフォーマットの一種で画像データを圧縮した状態で保存することができます。
ここで、画像ファイル(GIF・JPEG・PNG)の比較をしてみます。
GIF | JPEG | PNG | |
表現可能な色数 | 256色 | 約1670万色 | 最大280兆色 |
画像サイズ(容量) | 少ない(軽い) | 場合によるが少なめ(軽い) | 多い(重い) |
適している画像 | ・漫画、アニメのような色数の少ない物 | ・写真・グラデーションを擁する物 | ・漫画やアニメのような色数の少ないものから、写真まで幅広く対応 |
使用例 | ・サイトのロゴマーク・アニメーション・バナー | ・デジカメ等で撮影した写真 | ・サイトの写真画像 |
GIFに関する問題(平成30年秋 問86)
◆確認問題
イラストなどに使われている,最大表示色が256色である静止画圧縮のファイル形式はどれか。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問86
ア. GIF
イ. JPEG
ウ. MIDI
エ. MPEG
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. GIF
正解です。
イ. JPEG
不正解です。
ウ. MIDI
不正解です。
エ. MPEG
不正解です。
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