「不正のトライアングル」「数の接頭語」の解説
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「不正のトライアングル」とは、アメリカの組織犯罪研究者の「ドナルド・R・クラッシー」が提唱したものであり、「不正行為」は、「動機」「機会」「正当化」という3つの要因が揃った時に発生するという理論です。
ここで、不正のトライアングルの各要因を紹介します。
- 「動機」 :不正行為の実行を欲する主観的な事情を表します。(例:「過大なノルマ」「個人的な借金・金銭問題」)
- 「正当化」:不正行為の実行を積極的に是認する主観的な事情を表します。(例:「確認する人がいない」「やってもバレない」)
- 「機会」 :不正行為の実行を可能又は、容易にする客観的な環境を表します。(例:「自分の責任ではない」「組織のため、会社のため、悪いことではない」)
◆確認問題
企業での内部不正などの不正が発生するときには,"不正のトライアングル"と呼ばれる3要素の全てがそろって存在すると考えられている。"不正のトライアングル"を構成する3要素として,最も適切なものはどれか。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問65
ア.機会,情報,正当化
イ.機会,情報,動機
ウ.機会,正当化,動機
エ.情報,正当化,動機
◆確認問題の解答(ウ)・・・確認問題より上記の説明文(解説文)で記載されているため、解説は割愛します。
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「数の接頭語」とは、M(メガ)やG(ギガ)のような、本来の単位に0を省略するために用いられる接頭語です。コンピュータは、大量のデータを扱い、短期間で処理することから、非常に大きな数値や小さい数値を扱うため、利用される場面も多いです。
大きい値の接頭語について、紹介します。
記号 | 読み | 値 |
k | キロ | 10^3 |
M | メガ | 10^6 |
G | ギガ | 10^9 |
T | テラ | 10^12 |
P | ペタ | 10^15 |
次に、小さい値の接頭語について、紹介します。
記号 | 読み | 値 |
m | ミリ | 10^-3 |
μ | マイクロ | 10^-6 |
n | ナノ | 10^-9 |
p | ピコ | 10^-12 |
f | フェムト | 10^-15 |
◆確認問題
値の小さな数や大きな数を分かりやすく表現するために,接頭語が用いられる。例えば,10^-3と10^3を表すのに,それぞれ"m"と"k" が用いられる。10^-9と10^9を表すのに用いられる接頭語はどれか。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問66
ア.nとG
イ.nとM
ウ.pとG
エ.pとM
◆確認問題の解答(ア)・・・確認問題より上記の説明文(解説文)で記載されているため、解説は割愛します。
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