TPMとは?
「TPM」とは、「Trusted Platform Module」 の略であり、PCにおいてセキュリティに関する各種機能(暗号化/復号や鍵ペアの生成、 ハッシュ値の計算、デジタル署名の生成・検証など)を備えたデバイス、もしくはチップであり、国際標準規(ISO/ISE 11889)に則ったものです。
「TPM」は、PCのマザーボード上に直付けされるセキュリティチップであり、「I/O」「暗号処理」「不揮発性ストレージ」「汎用メモリ」の4つに分類することができます。
「TPM」により提供される機能は、以下があげられます。
- OSやアプリケーションの改ざん検知
- 端末認証
- ストレージ全体の暗号化
TPMに関する問題(令和元年問73)
◆確認問題
IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり,暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており,外部から内部の情報の取出しが困難な構造をもつものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問73
ア. GPU イ. NFC ウ. TLS エ. TPM
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. GPU
不正解です。
イ. NFC
不正解です。
ウ. TLS
不正解です。
エ. TPM
正解です。
サーバ仮想化とは?
「サーバ仮想化」とは、1台のサーバ(物理サーバ)を複数台の仮想サーバに分割して、利用する仕組みのことです。それぞれの仮想サーバで、OSやアプリケーションを実行でき、あたかも独立したコンピュータのように使用ができます。
「サーバ仮想化」のメリット(特徴)は、以下の通りです。
- サーバ台数の集約・運用の効率化:複数台のサーバを1台に集約することで、サーバリソースを有効に活用ができます。
- 最新ハードウェアで、既存アプリケーションを稼働:新しいOSに対応しない既存のアプリケーションも、仮想化環境を構築すれば、最新のサーバ上で運用ができ、万一のハードウェア障害時もサポートを受けられる場合もあります。
- 事業継続・災害対策:メインサイトで、地震などの災害が発生して業務継続が困難になった時、仮想サーバのシステム部分とデータ部分を、バックアップサイトの仮想化環境にコピーし、同じシステム環境を速やかに立ち上げることで、短期間で業務再開ができます。
- 開発・評価環境の効率化:開発・評価の現場では、複数台のサーバやさまざまなOS環境を常に用意しておくことが必要です。サーバ仮想化を導入することで、多様な開発・評価環境を容易かつ、すばやく構築できるため、サーバ台数の削減とともに、コスト低減、開発期間の短縮ができます。
サーバ仮想化に関する問題(令和元年問74)
◆確認問題
サーバ仮想化の特長として,適切なものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問74
ア. 1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので,物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。
イ. コンピュータの機能をもったブレードを必要な数だけ筐体に差し込んでサーバを構成するので,柔軟に台数を増減することができる。
ウ. サーバを構成するコンピュータを他のサーバと接続せずに利用するので,セキュリティを向上させることができる。
エ. サーバを構成する複数のコンピュータが同じ処理を実行して処理結果を照合するので,信頼性を向上させることができる。
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので,物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。
正解です。
イ. コンピュータの機能をもったブレードを必要な数だけ筐体に差し込んでサーバを構成するので,柔軟に台数を増減することができる。
不正解です。
ウ. サーバを構成するコンピュータを他のサーバと接続せずに利用するので,セキュリティを向上させることができる。
不正解です。
エ. サーバを構成する複数のコンピュータが同じ処理を実行して処理結果を照合するので,信頼性を向上させることができる。
不正解です。
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