「E-R図」「国際標準化機関」の解説

E-R図とは？

「E-R図」とは、「Entity Relationship Diagram（実体関連図）」の略であり、データベース設計において基本となる設計図のことです。なお、データベースを必要とするシステム設計やWEBサイトの構築・分析で使われます。

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E-R図に関する問題（令和3年 問1）

E-R図を使用してデータモデリングを行う理由として，適切なものはどれか。
　ア. 業務上でのデータのやり取りを把握し，ワークフローを明らかにする。
    イ. 現行業務でのデータの流れを把握し，業務遂行上の問題点を明らかにする。
    ウ. 顧客や製品といった業務の管理対象間の関係を図示し，その業務上の意味を明らかにする。
    エ. データ項目を詳細に検討し，データベースの実装方法を明らかにする。

出典：令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問1

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国際標準化機関とは？

「国際標準化機関」とは、国際的に適用される規格を制定する組織で、国際的な取り決めによって設立され、国・地域による制限なく参加できます。IEC（国際電気標準会議）・ISO（国際標準化機構）・ ITU（国際電気通信連合）などが挙げられます。

ここで、国際標準化機関のIEC（国際電気標準会議）・ISO（国際標準化機構）・ ITU（国際電気通信連合）について紹介していきます。

• IEC（国際電気標準会議）：電気工学、電子工学、および関連した技術を扱う国際的な標準化団体になります。国際規格作成のための規則群、規格適合（ISO/IEC 17000シリーズ）、情報技術 (ISO/IEC JTC1) など、一部の規格は国際標準化機構 (ISO) と共同で開発しています。
• ISO（国際標準化機構）：各国の国家標準化団体で構成される非政府組織になります。国際的な標準である国際規格 (IS: international standard) を策定しています。162の標準化団体で構成され、国際規格の世界的相互扶助を目的とする独立組織で、国家間に共通な標準規格を提供し、世界貿易を促進しています。約2万の規格は、工業製品・技術・食品安全・農業・医療など全ての分野を網羅し、国際標準化機構が策定した国際規格をISOと呼称する事例もみられます。
• ITU（国際電気通信連合）：国際電気通信連合憲章に基づき、無線通信と電気通信分野において各国間の標準化と規制の確立を図っています。2017年10月時点の加盟国は、ほぼ全ての国際連合加盟国にバチカンを加えた193ヶ国であり、セクターメンバーは2008年4月時点で700社以上になります。日本は、1959年から理事国としてITUの管理・運営に参加しています。

国際標準化機関に関する問題（令和3年 問2）

国際標準化機関に関する記述のうち，適切なものはどれか。
　ア. ICANNは，工業や科学技術分野の国際標準化機関である。
    イ. IECは，電子商取引分野の国際標準化機関である。
    ウ. IEEEは，会計分野の国際標準化機関である。
    エ. ITUは，電気通信分野の国際標準化機関である。

出典：令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問2

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