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「RPA」「会計(計算問題)」「SDGs」の解説

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RPAとは?

「RPA」とは、「Robotic Process Automation」の略であり、ホワイトカラー(事務系職種の一般職(企業の管理、企画業務)など)が担っている事務作業(主に、定型作業)を、自動化(パソコンの中のソフトウェア型ロボットが対応)する仕組みのことです。近年、話題の「働き方改革」、「生産性向上」、「人で不足解消」に役立つとも言われています。

「RPA」に関連する解説、関連問題に関しては、以下のリンク先を参照ください。

RPAに関する問題

◆確認問題

RPA(Robotic Process Automation)の事例として,最も適切なものはどれか。
 ア.  高度で非定型な判断だけを人間の代わりに自動で行うソフトウェアが,求人サイトにエントリーされたデータから採用候補者を選定する。
 イ.  人間の形をしたロボットが,銀行の窓口での接客など非定型な業務を自動で行う。
    ウ.  ルール化された定型的な操作を人間の代わりに自動で行うソフトウェアが,インターネットで受け付けた注文データを配送システムに転記する。
    エ.  ロボットが,工場の製造現場で組立てなどの定型的な作業を人間の代わりに自動で行う。

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問33

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢のプロセスは、次の通り。

  • ア:RPAが代替するのは、定型業務です。選択肢は、「高度で非定型な判断」を行う事例のため、誤りです。
  • イ:選択肢は、「人間の形をしたロボット」を利用する点、「非定型な業務」を扱うため、誤りです。
  • ウ:正解です。
  • エ:RPAはソフトウェアの機能により事務作業の自動化を行う仕組みです。工場で動くハードウェアロボットは、RPAの範疇に含まれません。

会計に関する問題

上記スライドの確認問題を用いて解説します。

題意より、客1人当たりの売上高は3,000円、変動費は1,000円なので、来店客1人当たり2,000円の利益(限界利益)があることになります。この限界利益から、固定費2,000万円を差し引いたものが年間利益となります。

そこで、年間の来客数をnとし、目標利益に達するのに必要な来客数を求めます。「利益」「限界利益」「固定費」の関係は次で表せます。「利益≧限界利益-固定費」その為、題意より当てはめると以下成り立ちます。

400 (万円) ≧ 0.2(万円)× n (人) - 2,000 (万円)

よって、12,000≧n(人)つまり、年間来客数が12,000人以上であれば400万円以上の利益を上げられることが分かりました。

ここで、年間の営業日数は300日なので1日に換算すると、12,000人÷300日=40人になります。

以上より、40人(エ)が正解です。

SDGsとは?

「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略であり、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択され、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の 国際目標のことです。

ここで、17の目標について紹介していきます。

  1. 貧困をなくそう(No poverty):あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
  2. 飢餓をゼロに(Zero hunger):飢餓に終止符を打地、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成すると共に、持続可能な農業を推進する
  3. すべての人に健康と福祉を(Good health and well-being):あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
  4. 質の高い教育をみんなに(Quality education):すべての人に包摂的かつ、公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進しする
  5. ジェンダー平等を表現しよう(Gender equality):ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
  6. 安全な水とトイレを世界中に(Clean water and sanitation):すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに(Affordable and clean energy):すべての人々に手頃で信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
  8. 働きがきいも経済成長も(Decent work and economy growth):すベての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう(industry innovation and infrastructure):強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進すると共に、技術革新の拡大を図る
  10. 人や国の不平等をなくそう(Reduced inequalities):国内および国家間の格差を是正する
  11. 住み続けられるまちづくりを(Sustainable cities and communities):都市と人間の住居地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
  12. つくる責任つかう責任(Responsible consumption and production):持続可能な消費と生産のパターンを確保する
  13. 気候変動に具体的な対策を(Climate action):気候変動とその影響に立ち向かうために、緊急対策をとる
  14. 海の豊かさを守ろう(Life below water):海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
  15. 陸の豊かさを守ろう(Life on land):陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、並びに生物多様性損失の阻止を図る
  16. 平和と公平をすべての人に(Peace justice and strong institutions):持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供すると共に、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
  17. パートナーシップで目標を達成しよう(Partnerships for the goals):持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

SDGsに関する問題

◆確認問題

持続可能な世界を実現するために国連が採択した,2030年までに達成されるべき開発目標を示す言葉として,最も適切なものはどれか。
 ア.  SDGs   イ.  SDK   ウ. SGA    エ. SGML

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問35

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢のプロセスは、次の通り。

  • ア:正解です。
  • イ:「SDK」とは、「Software Development Kit」の略であり、ソフトウェア開発キットのことです。開発者が特定のシステムに対応したソフトウェアを作成できるように(プログラムや技術文章など)開発ツールをセットにしたものです。
  • ウ:「SGA」とは、「Selling and Generally Administrative expenses」の略であり、販売費及び一般管理費の略称のことです。
  • エ:「SGML」とは、「Standard Generalized Markup Language」の略であり、文書を電子的に変換するための汎用マークアップ言語で、文書の中にタグを埋め込み、書体、文字の大きさ、段落などを記述することができます。
SDGs

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