MTBSIとは、Mean Time Between System/Service Incidents(平均システム/サービス・インシデント間隔)の略であり、あるシステムまたはサービスの故障発生と次の故障発生までの平均経過時間間隔のことです。
MTBSIとは?
MTBSIとは何ですか?
MTBSIとは、Mean Time Between System Incidents(平均システムインシデント間隔)の略です。
MTBSIとは、Mean Time Between SystemIncidents(平均システムインシデント間隔)の略であり、連続した2件のインシデント間の平均経過時間になります。
MTBSIは計算式を教えてください。
MTBSI = MTBF + MTRS
で求めることができますよ。
※MTBFとMTRSはこの後学びます。
MTBSIは長ければ長いほど「信頼性」が良いです。
MTBSIを算出する目的は何ですか?
MTBSIはITサービスの「信頼性」の指標として使われます。
MTTRとは?
MTTRとは何ですか?
MTTRとは、Mean Time To Repair(平均修理時間)の略です。
MTTRは、インシデントが発生してからサービスが回復されるまでの平均経過時間のことです。
MTTRの計算方法を教えてください!!
MTTR = 総修理時間 / 総故障回数
で求めることができます。
MTTRを算出する目的は何ですか?
MTTRはITサービスの「保守性」の指標として使われます
MTBFとは?
MTBFとは何ですか?
MTBFとは、Mean Time Between Failures(平均故障間隔)の略です。
MTBFとは、サービスが完全に回復してから、次に同じサービスに障害が発生するまでの平均経過時間のことです。
MTBFの計算方法を教えてください!!
MTBF=稼動時間/故障回数
で算出できます。
MTBFを算出する目的を教えてください!!
MTBFでは、システムや機器の信頼性を示す指標として使われます。
MTBSIに関する問題(令和5年問46)
ITサービスに関する指標には,ITサービスが利用できなくなるインシデントの発生間隔の平均時間であるMTBSI(Mean Time Between Service Incidents)があり,サービスの中断の発生しにくさを表す。ITサービスにおいてMTBSIの改善を行っている事例として,最も適切なものはどれか。
ア. インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。
イ. サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。
ウ. サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
エ. ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。
出典:令和5年度 ITパスポート試験公開問題 問46
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. インシデント対応事例のデータベースを整備し,分析することによって,サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。
不正解です。
イ. サービスのメニューを増やすことによって,利用者数の増加を図る。
不正解です。
ウ. サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって,ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
正解です。
エ. ヘルプデスクの要員を増やすことによって,サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。
不正解です。
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