「散布図」の解説 〜 ITパスポート R5年 問38 〜

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散布図とは、横軸と縦軸にそれぞれ別の量をとり、データを点でプロットするグラフであり、2種類のデータの関係性を表すために使用されます。

目次

散布図とは?

散布図とは?

先生、散布図って何ですか?

散布図とは、縦軸と横軸をそれぞれ別の量をとり、全てのデータを該当する位置(縦軸と横軸の交わるところ)に点を置いた(プロット)したグラフのことですよ!!!

なるほど!!!では、散布図を作る目的は何ですか?

散布図は、2種類のデータの関係を調べる手法になります。2種類のデータの関係性を表すことができます。そのため、品質特性と変動要因の関係性もわかります。

製造業界やIT業界などでは、品質は工程で造り込むという考え方のもと、特性要因図にある特性を要因で管理します。この際、特性を縦軸、要因を横軸にした散布図にて、関係の姿を把握することが重要なポイントになります。特性と要因の関係がわかる散布図を学習することは意義があります。しっかり学んでいきましょう!!!

相関とは?

相関とは、一方が変化すれば他方も変化するように相互に関係しあうことです。散布図を用いることで、相関であることがわかります。

なお、散布図を作ることで、以下のようなことが確認できます。

  1. 正の相関(要因が大きくなる程、特性も大きくなる)
  2. 負の相関(要因が大きくなる程、特性も小さくなる)
  3. 無相関(要因が大きくても、小さくても、特性の傾向がない)

正の相関

正の相関とは、2つの異なるデータ(要因(X軸)と特性(Y軸))の関連性で、要因が大きくなる程、特性も大きくなる関係があるデータのことです。正の相関がありそうな例としては、「身長と体重」「夏の気温と扇風機の販売台数」等が挙げられます。

負の相関

負の相関とは、2つの異なるデータ(要因(X軸)と特性(Y軸))の関連性で、要因が大きくなる程、特性も小さくなる関係があるデータのことです。負の相関がありそうな例としては、「冬の気温と暖房の売上」「遊ぶ時間とテストの点数」等が挙げられます。

無相関

無相関とは、2つの異なるデータ(要因(X軸)と特性(Y軸))の関連性で、要因が大きくても、小さくても、特性の傾向がないデータのことです。無相関がありそうな例としては、「身長と学力」「年収と身長」等が挙げられます。

散布図に関する問題(令和5年問38)

システム開発プロジェクトの品質目標を検討するために,複数の類似プロジェクトのプログラムステップ数と不良件数の関係性を示す図として,適切なものはどれか。

 ア.   管理図       イ.   散布図       ウ.   特性要因図     エ.  パレート図

出典:令和5年度  ITパスポート試験公開問題 問38

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.   管理図

不正解です。

イ.   散布図

正解です。

ウ.   特性要因図  

不正解です。

エ.  パレート図

不正解です。

散布図

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