「APIエコノミー」の解説 〜 ITパスポート R5年 問31 〜

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APIエコノミーとは?

APIエコノミーとは、ソフトウェアの機能を外部から呼び出す規約であるAPI(Application Programming Interface)によって様々な事業者のソフトウェアやサービスを繋ぎ合わせることで生み出される新たな商業活動や経済的な価値のことです。

そもそも「API」とは?

「API(Application Programing Interface)」とは、あるソフトウェアから別のソフトウェアの「機能」を呼び出す仕組みを指すものになります。APIの例として、「Google map」をあげることができます。近年、APIはビジネスを広げるために活用されてきており、APIを公開する企業や政府もグローバルで増えています。

「APIエコノミー」の例

ここで、APIエコノミーの実例を紹介します。スマホアプリで配車手配ができるサービス「Uber」は、他社のアプリに配車手配ボタンを追加できるUber API(Application Programing Interface)を公開しました。(もともと同社のサービス自体が、地図や通話、決済などの機能を提供する数社のオープンAPIを組み合わせさせたものでしたが、2014年に「Uber API」という自社のAPIの公開に至っています。)

「Uber API」は、ホテルのWebサイトやレストラン予約アプリがこのボタンを実装すれば、宿泊客は最寄り駅からホテル、またはホテルから周囲の観光スポットへ向かう際に、別のアプリを起動させることなく、ボタン一つでタクシーを呼ぶことができるようになります。

もちろん、メリットを得られるのは宿泊客だけではありません。ホテルやレストラン予約アプリは顧客満足度の向上が期待できますし、API提供者であるウーバー社も認知向上が期待できます。

このように「API」提供企業は、他社が利用することで、サービス提供範囲が広がり、新規顧客が獲得できるようになります。利用企業も魅力的な機能を自前で開発しなくても、すぐに自社サービスに組み込めるようになります。APIをお互いに利用できるエコシステムを「APIエコノミー」と呼んでいます。

APIエコノミーに関する問題(令和5年問31)

様々な企業のシステム間を連携させる公開されたインタフェースを通じて,データやソフトウェアを相互利用し,それらの企業との協業を促進しながら新しいサービスを創出することなどで,ビジネスを拡大していく仕組みを表す用語として,最も適切なものはどれか。

ア.  APIエコノミー    イ.  アウトソーシング     ウ.  シェアリングエコノミー   エ.  プロセスイノベーション

出典:令和5年度 ITパスポート試験公開問題 問31

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.  APIエコノミー 

正解です。

イ.  アウトソーシング

不正解です。

ウ.  シェアリングエコノミー

不正解です。

エ.  プロセスイノベーション

不正解です。

APIエコノミー

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