「不正アクセス禁止法」の解説 〜 ITパスポート R5年 問15 〜

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不正アクセス禁止法とは?

「不正アクセス禁止法」とは、インターネットなどのコンピュータネットワークなどでの通信において、不正アクセス行為とその助長行為を規制する法律のことです。(1999年8月13日公布、2000年2月13日施行)

不正アクセス禁止法では、一般的に、コンピュータやコンピュータネットワークに対して不正な侵入やアクセスを行う行為を規制し、罰則を設けるための法律になります。

不正アクセス禁止法は、不正アクセス行為を行う個人や組織に対して罰則を科すことで、データや情報の保護を図り、コンピュータシステムの安全性を確保することを目的としています。

不正アクセス禁止法での禁止行為は以下になります。

  • 不正アクセス罪:コンピュータネットワークを通して、システムの内部に侵入する行為を禁止する    
  • 不正取得罪:他人のパスワードを正当な理由なく取得する行為を禁止する
  • 不正助長罪:他人のid、パスワードを無断で第三者に提供する行為を禁止する
  • 不正保管罪:他人のパスワードを不正に保存する行為を禁止する
  • 不正入力要求罪:パスワードなどの情報を不正に入力させる行為を禁止する

不正アクセス禁止法は、ユーザーのプライバシーやデータの安全を保護するために重要な役割を果たしています。法的な制約と罰則によって、不正アクセス行為を抑制し、インターネット上での犯罪行為を減少させることが期待されています。


不正アクセス禁止法に関する問題(令和5年問15)

パスワードに関連した不適切な行為a~dのうち,不正アクセス禁止法で規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。

a. 業務を代行してもらうために,社内データベースアクセス用の自分のIDとパスワードを同僚に伝えた。

b. 自分のPCに,社内データベースアクセス用の自分のパスワードのメモを貼り付けた。

c. 電子メールに添付されていた文書をPCに取り込んだ。その文書の閲覧用パスワードを,その文書を見る権利のない人に教えた。

d. 人気のショッピングサイトに登録されている他人のIDとパスワードを,無断で第三者に伝えた。

ア.  a, b, c, d    イ.  a,  c,  d    ウ.  a,  d    エ.  d

出典:令和5年度 ITパスポート試験公開問題 問15

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.  a, b, c, d 

不正解です。

イ.  a,  c,  d 

不正解です。

ウ.  a,  d

不正解です。

エ.  d

正解です。

不正アクセス禁止法

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