アクティビティ図とは?
「アクティビティ図」とは、ビジネスプロセスの流れやプログラムの制御フローのような一連の手続きを可視化できる図のことです。
アクティビティ図は、ソフトウェアの設計などに用いられるUML(Unified Modeling Language:統一モデリング言語)の一種で、「システム実行の流れと条件分岐」を図解したものになります。ある作業の開始から終了までの機能を、実行される順序どおりに記述します。
アクティビティ図を使用するメリットは「処理手順に無駄がないか」を視覚的に俯瞰して判断することができる点にあります。処理手順をロジカルに表現する際、複雑なシステムでも「論理的にムダのない構造になっているか」をチェックしやすいために利用されています。
アクティビティ図では、それ以上分割できない最小の動作単位を「アクション(action)」と呼び、角丸四角形で図示します。アクションを組み合わせたひとまとまりの動作を「アクティビティ(activity)」と呼ばれます。
活動の開始ノード(黒丸)から終了ノード(丸で囲った黒丸)までの間にアクションやアクティビティを配置し、それぞれの依存関係に従って矢印で結んでいきます。
次のアクションへ情報などが受け渡される場合には、中間に四角形で示します。矢印で結ばれた手順の流れを「フロー(flow)」と呼ばれています。なお、異常終了などでフローが途中で終了する場合には、終了地点に丸囲みの×印を記します。
アクティビティ図に関する問題(令和4年問15)
業務プロセスを,例示するUMLのアクティビティ図を使ってモデリングしたとき,表現できるものはどれか。
ア. 業務で必要となるコスト
イ. 業務で必要となる時間
ウ. 業務で必要となる成果物の品質指標
エ. 業務で必要となる人の役割
出典:令和4年度 ITパスポート試験公開問題 問15
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 業務で必要となるコスト
不正解です。
イ. 業務で必要となる時間
不正解です。
ウ. 業務で必要となる成果物の品質指標
不正解です。
エ. 業務で必要となる人の役割
正解です。
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