「アクティビティ図」の解説

アクティビティ図とは?

「アクティビティ図」とは、ビジネスプロセスの流れやプログラムの制御フローのような一連の手続きを可視化できる図のことです。

アクティビティ図は、ソフトウェアの設計などに用いられるUML(Unified Modeling Language:統一モデリング言語)の一種で、「システム実行の流れと条件分岐」を図解したものになります。ある作業の開始から終了までの機能を、実行される順序どおりに記述します。

アクティビティ図を使用するメリットは「処理手順に無駄がないか」を視覚的に俯瞰して判断することができる点にあります。処理手順をロジカルに表現する際、複雑なシステムでも「論理的にムダのない構造になっているか」をチェックしやすいために利用されています。

アクティビティ図では、それ以上分割できない最小の動作単位を「アクション(action)」と呼び、角丸四角形で図示します。アクションを組み合わせたひとまとまりの動作を「アクティビティ(activity)」と呼ばれます。

活動の開始ノード(黒丸)から終了ノード(丸で囲った黒丸)までの間にアクションやアクティビティを配置し、それぞれの依存関係に従って矢印で結んでいきます。

次のアクションへ情報などが受け渡される場合には、中間に四角形で示します。矢印で結ばれた手順の流れを「フロー(flow)」と呼ばれています。なお、異常終了などでフローが途中で終了する場合には、終了地点に丸囲みの×印を記します。

業務プロセスを,例示するUMLのアクティビティ図を使ってモデリングしたとき,表現できるものはどれか。

ア.  業務で必要となるコスト

イ.  業務で必要となる時間

ウ.  業務で必要となる成果物の品質指標

エ.  業務で必要となる人の役割

出典:令和4年度 ITパスポート試験公開問題 問15
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◆確認問題の解答(エ)、解説・・・解説は、次の通り。

「アクティビティ図」では、アクティビティで実行される個々のステップをアクションとして表現します。設問の図だと業務a~cがアクションに該当します。アクションとは、人やシステムが実行する動作、計算、処理などを表します。例えば、家事だとすると、「料理する」「掃除する」「洗濯する」がアクションになります。

選択肢のうち例示のアクティビティ図が表現できるものは「業務で必要となる人の役割」だけです。そのため、(エ)が正解になります。