「QRコード」「SCM」の解説

2020年12月13日

QRコードとは?

「QRコード」とは、 縦横に情報を持つマトリックス型の2次元コードのことです。そのため、格納できる情報量が多く、数字、英字、かな、漢字などの多言語データを格納できます。また、「QR」は「Quick Response」の略であり、「QRコード」は高速読み取りを可能としたコードでもあります。

「QRコード」は、1994年に自動車部品メーカである「デンソー」(愛知県)の開発部門(現在「デンソーウェーブ」)によって開発されました。トヨタ生産方式「カンバン」(ジャスト・イン・タイム生産システム)において、自動車部品工場や配送センター等での利用を念頭に開発されました。

ここで、「QRコード」を利用する上でのメリットを紹介します。

  • 大容量のデータを収納できます。
  • 小さなスペースで(コードの)表現が可能です。
  • かな/漢字を効率よく表現することができます。
  • 汚れや破損に強いです。(データの復元可能な「誤り訂正機能」を持っています。)
  • 360度のどの方向からも読み取り可能です。

QRコードに関する問題

◆確認問題

情報を縦横2次元の図形パターンに保存するコードはどれか。
 ア.  ASCII コード
 イ.  Gコード
   ウ.  JANコード
   エ.  QRコード

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問4

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「ASCIIコード」とは、アルファベット、数字、特殊文字及び制御文字を含む文字コードです。
  • イ:「Gコード」とは、アナログテレビ放送において、チャンネルと放送時間を一意に指定するための最大8桁の文字列のことです。アナログテレビ時代、番組録画に使用されていたが、テレビのディジタル化に伴い電子番組表から指定するようになったため、現在ではほぼ利用されていません。
  • ウ:「JANコード」とは、日本で最も普及している商品識別コード(バーコード規格)のことです。「JANコード」は、13桁と8桁のパターンがあります。
  • エ:正解です。

SCMとは?

「SCM」とは、「Supply Chain Management(供給連鎖管理)」の略であり、材料/部品の調達から、製造、流通、販売までといった連鎖的に繋がっているサプライチェーン(供給の連鎖)全体を最適化することで、企業としての利益を最大化していくという概念のことです。

「SCM」では、「サプライヤー」「メーカー」「物流」「卸売」「小売」の関係性を一つ一つを最適化するのではなく、「サプライチェーン」全体を統括して最適化を図ります。

「SCM」を考える上で、需要予測が非常に重要とされています。需要予測が適切にできないと、在庫管理が適正化されず経営を圧迫されます。「サプライチェーン」全体で需要予測に関する情報共有を行うことで、過剰在庫を防ぐことが出来ます。

SCMに関する問題

◆確認問題

材料調達から商品販売までの流れを一括管理して, 供給の最適化を目指すシステムはどれか。
    ア. ASP
    イ. CRM
    ウ. ERP
    エ. SCM

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問5

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「ASP」とは、「Application Service Provider」の略であり、主に業務用のアプリケーションをインターネットを通じ、顧客にレンタルするサービス形態又はその事業者のことです。
  • イ:「CRM」とは、「Customer Relationship Management」の略であり、顧客満足度を向上させることで、顧客一人一人の生涯価値の最大化を目指す経営手法です。
  • ウ:「ERP」とは、「Enterprise Resource Planning」の略であり、企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画・管理し、経営の効率化を図るための手法です。
  • エ:正解です。