「WBS」「システム監査」の解説
WBSとは?
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「WBS」とは、「Work Breakdown Structure(作業分解構成図)」の略であり、プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したものになります。
「WBS」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。
WBSに関する問題
WBSを作成するときに,作業の記述や完了基準などを記述した補助文書を作成する。この文書の目的として,適切なものはどれか。
出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問54
ア. WBSで定義した作業で使用するデータの意味を明確に定義する。
イ. WBSで定義した作業の進捗を管理する。
ウ. WBSで定義した作業のスケジュールのクリティカルパスを求める。
エ. WBSで定義した作業の内容と意味を明確に定義する。
◆確認問題の解答(エ)、解説・・・解説は、次の通り。
補助文書(WBS辞書)の目的は、WBSで定義した作業の内容と意味を明確にすることです。したがって「エ」が正解になります。
システム監査とは?
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「システム監査」とは、企業や組織などにおいて、業務で使用している情報処理システムの「信頼性」・「安全性」・「効率性」などの点について、第三者の視点から、客観的に点検・評価することです。
「システム監査」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。
システム監査に関する問題
有料のメールサービスを提供している企業において,メールサービスに関する開発·設備投資の費用対効果の効率性を対象にしてシステム監査を実施するとき,システム監査人が所属している組織として,最も適切なものはどれか。
出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問55
ア. 社長直轄の品質保証部門
イ. メールサービスに必要な機器の調達を行う運用部門
ウ. メールサービスの機能の選定や費用対効果の評価を行う企画部門
エ. メールシステムの開発部門
◆確認問題の解答(エ)、解説・・・解説は、次の通り。
確認問題では、メールシステムに関する開発・設備投資の効率性が監査テーマになっています。そのため、監査対象業務にかかわる部門の人間が監査を行うのは不適切です。自分が携わっている業務を自分で監査するのことは、客観的な監査が期待できないためです。
運用部門、企画部門、開発部門のいずれもメールサービスとのかかわりが強いため、システム監査人の独立性が確保できるのは、「ア」の社長直轄の品質保証部門に所属する場合のみとなります。
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