「BLE」「J-CRAT」の解説

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BLEとは?

BLEとは、Bluetooth Low Energyの略で、近距離無線通信技術(Bluetooth)の拡張仕様の一つとして、極低電力で通信が可能なものです。なお、Bluetooth 4.0規格の一部として策定されました。

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BLEは、免許なく使える2.4GHz帯(ISMバンド)の電波を用い、最大1Mbpsの通信が可能です。対応チップは従来の1/3程度の電力で動作することができ、ボタン電池一つで数年稼働することができるとされています。各種のセンサーや体に身につける小型の装置などでの利用が見込まれています。

BLEは、低電力規格の新しい規格ですが、従来のクラシックBluetoothを低電力化した規格ではありません。クラシックBluetoothの多くは、BLEとは互換性がないとされています。なお、BLEは、消費電力を最小まで抑えるために、チャンネル数を極限まで減らした仕組みと言えます。

BLEに関する問題(令和3年 問80)

IoTデバイス,IoTゲートウェイ及びIoTサーバで構成された,温度・湿度管理システムがある。IoTデバイスとその近傍に設置されたIoTゲートウェイとの間を接続するのに使用する,低消費電力の無線通信の仕様として,適切なものはどれか。
   ア.  BLE
   イ.  HEMS
   ウ.  NUI
   エ.  PLC

出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問80

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.  BLE

正解です。

イ.  HEMS

不正解です。

ウ.  NUI

不正解です。

エ.  PLC

不正解です。

J-CRATとは?

J-CRATとは、Cyber Rescue and Advice Team against targeted attack of Japan(サイバーレスキュー隊)の略であり、サイバー攻撃を受けた企業や公的機関などからの相談を受け付け、被害の拡大防止のための支援活動を行う機関のことです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内の部局として運営されています。

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J-CRATでは、「標的型サイバー攻撃特別相談窓口」にて、広く一般から相談や情報提供を受付けています。提供された情報を分析して調査結果による助言を実施しますが、その中で、標的型サイバー攻撃の被害の発生が予見され、その対策の対応遅延が社会や産業に重大な影響を及ぼすと判断される組織や、標的型サイバー攻撃の連鎖の元(ルート)となっていると推測される組織などに対しては、レスキュー活動にエスカレーションして支援を行います。

支援活動は、メールや電話ベースでのやり取りを基本としますが、場合によっては、現場組織に赴いて実施することもあります。

J-CRATに関する問題(令和3年 問81)

J-CRATに関する記述として,適切なものはどれか。
   ア.  企業などに対して,24時間体制でネットワークやデバイスを監視するサービスを提供する。
   イ.  コンピュータセキュリティに関わるインシデントが発生した組織に赴いて,自らが主体となって対応の方針や手順の策定を行う。
   ウ.  重工,重電など,重要インフラで利用される機器の製造業者を中心に,サイバー攻撃に関する情報共有と早期対応の場を提供する。
   エ.  相談を受けた組織に対して,標的型サイバ一攻撃の被害低減と攻撃の連鎖の遮断を支援する活動を行う。

出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問81

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.  企業などに対して,24時間体制でネットワークやデバイスを監視するサービスを提供する。

不正解です。

イ.  コンピュータセキュリティに関わるインシデントが発生した組織に赴いて,自らが主体となって対応の方針や手順の策定を行う。

不正解です。

ウ.  重工,重電など,重要インフラで利用される機器の製造業者を中心に,サイバー攻撃に関する情報共有と早期対応の場を提供する。

不正解です。

エ.  相談を受けた組織に対して,標的型サイバ一攻撃の被害低減と攻撃の連鎖の遮断を支援する活動を行う。

正解です。

BLE

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