BCPとは?
「BCP」とは、「Business Continuity Plan(事業継続計画)」の略であり、テロや災害、システム障害など危機的状況下に置かれた場合でも、重要な業務が継続できる方策を用意し、生き延びられるようにしておくための計画のことです。
BCPに関する問題(令和3年 問52)
自社の情報システムに関して,BCP(事業継続計画)に基づいて,マネジメントの視点から行う活動a~d のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問52
a. 重要データのバックアップを定期的に取得する。
b. 非常時用の発電機と燃料を確保する。
c. 複数の通信網を確保する。
d. 復旧手順の訓練を実施する。
ア. a,b,c
イ. a,b,c,d
ウ. a,d
エ. b,c,d
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. a,b,c
不正解です。
イ. a,b,c,d
正解です。
ウ. a,d
不正解です。
エ. b,c,d
不正解です。
SLMとは?
「SLM」とは、 Service Level Management(サービスレベル管理)の略であり、通信サービスやITサービスなどで、提供者がサービスの品質について継続的・定期的に点検・検証し、品質を維持および改善する仕組みのことです。
SLMでは、サービス品質の目標水準(SLO:Service Level Objective)を定め、サービスを構成するシステム・機材・作業プロセスなどについて、稼働状況や対応状況を継続的に記録し、目標とする水準を維持しているか監視します。問題が発見された場合は改善策を検討し実施します。
なお、対象となる項目はサービスの内容に応じて異なりますが、一般的にはシステムの性能や可用性、データ管理、運用体制、サポート体制、セキュリティなどが含まれることが多いです。
また、保証するサービスの品質水準は提供者と利用者の間で事前に文書などの形で合意・契約することがあり、これを「SLA」(Service Level Agreement)と呼びます。
SLMでは、このSLAに基づいて日常の活動が適正に実行されているかを監視し、評価を通じて維持・改善を行う管理のことです。つまり、SLMでは「合意」「実行」「評価」「改善」のマネジメントサイクルによって成り立っています。
SLMに関する問題(令和3年 問53)
ITサービスにおけるSLMに関する説明のうち,適切なものはどれか。
出典:令和3年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問53
ア. SLMでは,SLAで合意したサービスレベルを維持することが最優先課題となるので,サービスの品質の改善は補助的な活動となる。
イ. SLMでは,SLAで合意した定量的な目標の達成状況を確認するために,サービスの提供状況のモニタリングやレビューを行う。
ウ. SLMの目的は,顧客とサービスの内容,要求水準などの共通認識を得ることであり,SLAの作成が活動の最終目的である。
エ. SLMを効果的な活動にするために,SLAで合意するサービスレベルを容易に達成できるレベルにしておくことが重要である。
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. SLMでは,SLAで合意したサービスレベルを維持することが最優先課題となるので,サービスの品質の改善は補助的な活動となる。
不正解です。
イ. SLMでは,SLAで合意した定量的な目標の達成状況を確認するために,サービスの提供状況のモニタリングやレビューを行う。
正解です。
ウ. SLMの目的は,顧客とサービスの内容,要求水準などの共通認識を得ることであり,SLAの作成が活動の最終目的である。
不正解です。
エ. SLMを効果的な活動にするために,SLAで合意するサービスレベルを容易に達成できるレベルにしておくことが重要である。
不正解です。
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