「業務プロセスのモデリング」の解説 〜 ITパスポート R6年 問7 〜

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業務プロセスのモデリングとは、企業における業務の流れや手順を、図や記号を用いて可視化することです。

目次

業務プロセスのモデリングとは?

会社ってどんな仕事をしているか知ってる?

えーっと、商品を作ったり、売ったり…?

そうそう!他にも、お客さんの対応をしたり、お金の管理をしたり、いろんな仕事があるよね。 で、今日は、そんな会社の仕事の全体像を把握するための「業務プロセスのモデリング」について勉強してみましょう!

モデリング…?なんか難しそうですね…

大丈夫!簡単に言うと、会社の仕事の流れを図解することなんだ。

図解するんですか?

そう!図を使うことで、複雑な仕事の流れも分かりやすくなるんだ。 例えば、みんなが大好きなハンバーガーショップを例に考えてみようか。

ハンバーガー!いいですね!

ハンバーガーショップでは、どんな仕事をしていると思う?

えっと…、注文を取って、ハンバーガーを作って、お客さんに渡す…?

いいね!他にも、材料を仕入れたり、お金を管理したり、お店を掃除したり… いろんな仕事があるよね。

じゃあ、これらの仕事を順番に、図で表してみよう。 まず、お客さんがお店に入ってきて、注文をします。 次に、キッチンでハンバーガーを作ります。 そして、レジでお会計をして、お客さんにハンバーガーを渡します。

(ホワイトボードに、簡単な図を描きながら説明する)

へぇー。こうやって見ると、分かりやすいですね!

でしょ?このように、仕事の流れを図解することを「業務プロセスのモデリング」っていうんだ。

でも、なんでわざわざ図解するんですか?

いい質問だね!図解すると、
仕事の全体像を把握できる
無駄な作業を見つけやすくなる
仕事の流れを改善しやすくなる
…といったメリットがあるんだ。

なるほどー。モデリングって、大切なんですね!

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業務プロセスのモデリングの概要

業務プロセスのモデリングとは、企業における業務の流れや手順を、図や記号を用いて可視化することです。

複雑な業務プロセスを分かりやすく表現することで、関係者間での共通認識を形成し、業務の分析、改善、標準化などを促進することができます。

モデリングの目的とメリット

業務プロセスのモデリングを行う目的は、主に以下の点が挙げられます。

  • 業務の可視化: 図や記号を用いることで、複雑な業務プロセスを分かりやすく表現し、関係者間での共通認識を形成することができます。
  • 業務の分析: 可視化された業務プロセスを分析することで、問題点や改善点などを発見することができます。
  • 業務の改善: 分析結果に基づき、業務プロセスを改善することで、業務効率の向上、コスト削減、品質向上などを実現することができます。
  • 業務の標準化: モデリングによって標準的な業務プロセスを定義することで、業務の品質を均一化し、人材育成を効率化することができます。
  • システム開発の支援: システム開発の際に、モデリングを用いることで、要件定義を明確化し、開発効率を高めることができます。

モデリングの手順

業務プロセスのモデリングは、一般的に以下の手順で行います。

STEP
モデリングの目的を明確にする

何のためにモデリングを行うのか、目的を明確にすることが重要です。

STEP
対象業務の範囲を決定する

モデリングの対象となる業務の範囲を明確に定義します。

STEP
現状の業務プロセスを調査する

現場の担当者にヒアリングしたり、業務マニュアルなどを参照したりして、現状の業務プロセスを詳細に調査します。

STEP
モデリング手法を選択する

目的に合わせて、適切なモデリング手法を選択します。

STEP
業務プロセスをモデル化する

図や記号を用いて、業務プロセスを可視化します。

STEP
モデルを検証する

作成したモデルが、実際の業務プロセスを正確に反映しているか、関係者間でレビューを行い、検証します。

STEP
モデルを改善する

検証結果に基づき、必要があればモデルを修正・改善します。

代表的なモデリング手法

業務プロセスのモデリングには、様々な手法がありますが、代表的なものとして以下の2つが挙げられます。

BPMN (Business Process Model and Notation):

業務プロセスを可視化するための国際標準規格です。様々な種類の図形や記号が定義されており、複雑な業務プロセスを表現することができます。

DFD (Data Flow Diagram):

データの流れに着目して業務プロセスを可視化する手法です。データの発生源、処理、格納場所などを図示することで、データの流れを明確にすることができます。

モデリングに用いるツール

業務プロセスのモデリングには、専用のツールが用いられることが多くあります。

モデリングツールを活用することで、以下のメリットがあります。

  • 作図の効率化: ドラッグ&ドロップなどの操作で簡単に図を作成することができます。
  • モデルの共有: 作成したモデルを簡単に共有することができます。
  • バージョン管理: モデルの変更履歴を管理することができます。
  • シミュレーション: モデルを用いて業務プロセスをシミュレーションすることができます。

代表的なモデリングツールとしては、Microsoft Visio、Lucidchart、draw.ioなどがあります。

関連するIT用語

業務プロセスのモデリングと関連性の高いIT用語をいくつか紹介します。

  • BPR (Business Process Reengineering): 業務プロセスを根本的に見直し、再構築すること。
  • ワークフロー: 業務の手順や流れのこと。
  • 業務システム: 業務を効率化するためのシステム。

業務プロセスのモデリングに関する問題(令和6年問7)

システム開発の上流工程において、業務プロセスのモデリングを行う目的として、最も適切なものはどれか。

 ア.   業務プロセスで取り扱う大量のデータを、統計的手法やAI 手法などを用いて分析し、データ間の相関関係や隠れたパターンなどを見いだすため

    イ.   業務プロセスを可視化することによって、適切なシステム設計のベースとなる情報を整備し、関係者間で解釈を共有できるようにするため

    ウ.   個々の従業員がもっている業務に関する知識・経験やノウハウを社内全体で共有し、創造的なアイディアを生み出すため

    エ.   プロジェクトに必要な要員を調達し、チームとして組織化して、プロジェクトの目的の達成に向けて一致団結させるため

出典:令和6年度 ITパスポート試験公開問題 問7

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.   業務プロセスで取り扱う大量のデータを、統計的手法やAI 手法などを用いて分析し、データ間の相関関係や隠れたパターンなどを見いだすため

不正解です。

イ.   業務プロセスを可視化することによって、適切なシステム設計のベースとなる情報を整備し、関係者間で解釈を共有できるようにするため

正解です。

ウ.   個々の従業員がもっている業務に関する知識・経験やノウハウを社内全体で共有し、創造的なアイディアを生み出すため

不正解です。

エ.   プロジェクトに必要な要員を調達し、チームとして組織化して、プロジェクトの目的の達成に向けて一致団結させるため出すため

不正解です。

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