【東京のオアシス】都会の喧騒を忘れる庭園散策!東京都庭園美術館でアール・デコ建築と自然の調和を味わう

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

こんにちは!美しい建築物や、手入れの行き届いた日本庭園を巡り、その空間が持つ物語や季節の移ろいを感じるのが大好きなRyo1です。都心にこれほどまでに豊かな自然と芸術が息づく場所があることに、いつも感動と驚きを感じています。

先日、白金台にある東京都庭園美術館庭園を訪れてきました。ここはそのアール・デコ様式の本館(旧朝香宮邸)の建築美が有名ですが、実はその周囲に広がる庭園もまた、季節ごとに異なる表情を見せる、まさに都会のオアシスと呼ぶにふさわしい場所なのです。7月中旬の真夏日でしたが、木々の緑と水辺の涼しさに、心身ともに癒やされる特別な時間を過ごすことができました。

私が実際に7月中旬の東京都庭園美術館の庭園を訪れて感じた、3つの異なる庭園様式が織りなす空間の魅力、池に映る新緑の輝き、そして歴史ある茶室での静寂について、庭園巡りが好きな方、都会で癒やしと感動を求めている方、そして夏の美しい景色を探している方に向けて、写真と共にお届けします!

「東京都庭園美術館の庭園ってどんな感じ?」「夏でも楽しめるの?」「美しい茶室があるって本当?」そんな疑問をお持ちのあなたに、きっと新たな発見と、五感を刺激する感動があるはず。ぜひ最後まで読んで、アール・デコ建築と自然が織りなす、時を超えた美の世界を感じてくださいね!

目次

はじめに:なぜ今、真夏の『東京都庭園美術館の庭園』を選んだのか?~建築と自然の対話、そして季節の移ろい~

東京には数多くの美しい庭園がありますが、今回私が東京都庭園美術館の庭園を選んだのには、明確な理由があります。

一つは、やはり「アール・デコ建築の本館と庭園との調和」を肌で感じたかったからです。美術館の建物自体が芸術作品であることは知っていましたが、その建築美が、周囲の庭園とどのように共鳴し、あるいは対比されるのか。建物と庭園が一体となって織りなす空間美を、じっくりと味わいたいという強い思いがありました。特に「建物公開2025 時を紡ぐ館」で建物内部を堪能した後に、庭園から改めて建物を眺めることで、その魅力をさらに深く理解できるだろうと考えました。

二つ目は、「真夏の7月に、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間」を求めていたからです。この時期は、日差しも強く、都会の暑さが厳しいですが、庭園の豊かな緑と水辺の涼しさが、心地よい避暑空間を提供してくれるだろうと期待しました。

そして三つ目は、「四季折々の表情を見せる庭園」の、この時期ならではの魅力です。公式サイトの情報で、夏にはヤブミョウガ、キョウチクトウ、キキョウ、ヤマユリなどが見頃を迎えると知りました。新緑の深まりと、夏の花々が咲き始める季節の庭園の姿を、自分の目で確かめたかったのです。

これらの魅力を求めて、私は今回、真夏の都会で特別な癒やしと感動を求めて、東京都庭園美術館の庭園へと足を運びました。

ひとり旅特集 びゅう

東京都庭園美術館へのアクセス:目黒の閑静な高台、美しい庭園へのプロローグ

東京都庭園美術館は、JR山手線・都営三田線・東京メトロ南北線・東急目黒線の目黒駅から、徒歩約7分程度の場所にあります。

目黒駅東口を出て、目黒通りを上り坂で少し歩くと、次第に閑静な住宅街へと入っていきます。やがて、緑豊かな木々に囲まれた一角に、美術館の堂々とした入口が見えてきます。駅前の賑やかさから、徐々に落ち着いた雰囲気へと移り変わる道のりも、これから美しい芸術空間へと入っていくような、非日常への期待感を高めてくれます。

美術館の敷地内には駐車場も完備されていますが、台数に限りがあるため、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。庭園の入口は、本館(美術館)のチケットカウンターとは別に設けられていますので、庭園のみの鑑賞も可能です。私は今回、本館の展覧会鑑賞後、庭園へと足を運びました。

庭園の第一印象:緑の深さと、光のシャワーに包まれて

庭園への門をくぐると、そこはもう、都会の喧騒とは隔絶された、広々とした緑の空間でした。7月中旬の太陽の光が降り注ぎ、木々の葉は一層深みを増した緑色に輝いています。

まず目に飛び込んできたのは、奥へと広がる「芝庭」の開放感です。手入れが行き届いた美しい芝生がどこまでも続き、その向こうには、緑の木々がそびえ立っています。都心の真ん中に、これほど広々とした芝生が広がっていることに驚かされます。

そして、園内全体に漂う、清々しい木の葉の香りや、土の匂い、そして心地よい風。都会のアスファルトからの照り返しとは異なる、ひんやりとした空気が肌を包み込み、真夏の暑さも和らぎます。木々の木漏れ日が、地面に美しい模様を描き出し、光と影のコントラストが目に優しいです。まさに、天然のクーラーの中にいるようでした。

園内にはいくつかの散策路が整備されており、自分のペースで歩き回ることができます。パンフレットに記された庭園の歴史や見どころを読みながら巡ることで、より深く庭園の魅力に触れることができます。

JAL 日本航空

庭園散策:3つの異なる様式が織りなす空間の魅力と夏の輝き

東京都庭園美術館の庭園は、大きく分けて「芝庭」「日本庭園」「西洋庭園」という3つの異なる様式で構成されています。それぞれが独自の美しさを持ちながら、建物と調和し、訪れる人々に多様な体験を提供してくれます。

芝庭:開放感と光の饗宴、そしてアール・デコ建築との対話

入口から奥へと広がる「芝庭(しばにわ)」は、朝香宮邸時代から引き継がれてきた、開放感あふれる空間です。広々とした芝生が続き、その周囲には手入れされた樹木が並びます。

ここでは、本館のアール・デコ建築の建物全体を、最も美しい角度から眺めることができます。深い緑の芝生と木々を背景に、白い壁と青い窓枠が特徴的な美術館がそびえ立つ姿は、まるで一枚の絵画のようです。特に7月の強い日差しが、建物の壁面や、窓のガラスに反射し、光と影のコントラストが、アール・デコ特有の直線的なデザインを一層際立たせていました。

芝生の上では、ピクニックシートを敷いてくつろぐ人々や、木陰で読書を楽しむ人々の姿が見られました。都会の喧騒を忘れ、ただただ広大な緑と、美しい建築を眺めているだけで、心が洗われるような安らぎを感じられます。まさに、都会の真ん中にある「青空のリビングルーム」です。

日本庭園:静寂と和の情緒、そして歴史ある茶室「光華」

芝庭の奥へと進むと、趣の異なる「日本庭園」が現れます。ここは、起伏に富んだ景観と、水が流れる音、そして苔むした石や木々が織りなす、静寂に包まれた和の空間です。

池を中心とした回遊式の庭園で、小道をゆっくりと歩きながら、移りゆく景色を堪能します。この時期は、深い緑が水面に映り込み、そのコントラストが目に鮮やかでした。水面に反射する木々の姿は、まるで上下対称の別世界が広がっているかのよう。7月の真夏日でしたが、木々の木陰と水辺の涼しさが相まって、ひんやりとした空気が心地よかったです。

そして、日本庭園の中にひっそりと佇むのが、歴史ある茶室「光華(こうか)」です。この茶室は、昭和11年(1936年)に建てられ、朝香宮鳩彦殿下ご自身が命名されたという、非常に由緒ある建物です。平成27年(2015年)には国の重要文化財にも指定されています。

特に注目すべきは、茶席が小間、広間、立礼席の三席からなる点。中でも立礼席は、戦前の茶室では珍しい椅子式の点前で、天井が高く開放的な造りが特徴だそうです。ここでかつて、どんな茶会が催され、どんな会話が交わされていたのだろうと想像すると、歴史のロマンがこみ上げてきます。普段は外から眺めるだけですが、特別公開や茶会が開催される際には、ぜひ中に入ってみたいと思いました。

日本庭園の散策は、深い緑の中で、五感を研ぎ澄まし、静かに自分と向き合う、瞑想のような時間を与えてくれます。

西洋庭園:ベンチと花々に彩られた憩いの空間

本館の西側には、芝庭とはまた異なる雰囲気を持つ「西洋庭園」が広がっています。ここは、整然とした幾何学模様の並木道や、噴水、そしてベンチが配された、寛ぎの空間です。

春にはワシントン桜が咲き誇るそうですが、7月上旬は、深い緑の木々と、夏らしい花々が彩りを添えていました。公式サイトの情報にもあったように、ヤブミョウガ、キョウチクトウ、キキョウ、ヤマユリといった、この時期に見頃を迎える植物が、庭園のあちこちで可憐な花をつけています。特に、ヤマユリの大きな白い花が、緑の中にひときわ目立って咲いている姿は、美しく、生命力を感じさせました。

西洋庭園では、多くの来園者がベンチに座って休憩したり、読書をしたり、静かに会話を楽しんだりしていました。開けた空間なので、太陽の光を全身で浴びながら、ゆったりと過ごすことができます。ここから眺める本館の姿もまた、一段と優雅に見えます。

庭園で感じる「夏の彩り」と「いのちの輝き」

7月中旬の東京都庭園美術館の庭園は、まさに「深緑の輝き」に満ちていました。

木々の葉は一層濃い緑色を放ち、生命力に満ち溢れています。太陽の光を浴びてキラキラと輝く葉は、見ているだけで元気が湧いてくるようです。セミの大合唱も真夏の庭園ならではのBGMとなり、夏の訪れを全身で感じさせてくれます。

そして、ヤブミョウガの白い花、キョウチクトウの鮮やかなピンク、キキョウの涼やかな紫色、ヤマユリの純白。これらの花々が、深い緑の中に彩りを添え、夏の庭園に独特の美しさを与えていました。これらの植物の生命力もまた、庭園の大きな魅力です。

都会の真ん中で、これほどまでに豊かな自然が、人の手によって美しく保たれていることに、改めて感動を覚えます。

JR東日本びゅうダイナミックレールパック

東京都庭園美術館の庭園訪問のハイライト

  • 3つの異なる様式(芝庭・日本庭園・西洋庭園)の庭園美: それぞれの空間が持つ独自の魅力と、全体の調和を堪能できる。
  • アール・デコ建築の本館との見事な調和: 庭園から眺める本館の姿は、まさに絵画のよう。建物と自然が一体となった芸術空間。
  • 日本庭園の静寂と歴史ある茶室「光華」: 都会の喧騒を忘れ、心穏やかな時間を過ごせる癒やし空間。
  • 7月ならではの「深緑」と「夏の花々」: 眩しいほどの緑と、キョウチクトウ、キキョウ、ヤマユリなどの花々が織りなす夏の彩り。
  • 芝庭の開放感: 広々とした芝生の上で、光を浴びながらリラックスできる贅沢な空間。
  • 都会のオアシス: 港区白金台の都心にありながら、日常を忘れさせる豊かな自然と静けさ。
  • 歴史の息吹: かつて宮邸の庭として、将軍家や皇室の人々が愛でた風景に思いを馳せる時間。
日帰り旅行

訪問を検討している方へ:基本情報とアドバイス

  • 所在地: 東京都港区白金台5-21-9 (JR山手線目黒駅 東口より徒歩7分、都営三田線・東京メトロ南北線 目黒駅より徒歩7分、白金台駅より徒歩6分)
  • 開園時間・休園日: 季節や行事によって異なる場合があります。訪問前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。(※通常は午前10時~午後6時、休園日は月曜日が多いです。)
  • 入園料: 庭園のみの入園料は、大人200円、大学生160円、小中高生100円です。本館の展覧会鑑賞券で庭園も鑑賞できます。
  • 所要時間: 庭園全体をゆっくりと散策し、各エリアの美しさを堪能するなら、1時間~1時間半程度は見ておくことをおすすめします。特に真夏は、休憩を挟みながら巡るのが良いでしょう。
  • その他:
    • 服装・持ち物: 園内は散策路が整備されていますが、歩きやすい靴がおすすめです。夏場は、日差し対策(帽子、日傘、日焼け止めなど)と、水分補給用の飲み物も忘れずに。
    • 写真撮影について: 庭園内は基本的に撮影可能ですが、他の来園者の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。
    • 本館の展覧会と合わせて: 本館の展覧会を鑑賞した後、庭園を散策することで、建築と庭園が織りなす調和をより深く体感できます。また、現在開催中の『建物公開2025 時を紡ぐ館』期間中に訪れることで、建物内部と庭園の繋がりを一層深く感じられます。
    • カフェ・レストラン: 館内にはカフェやレストランもあります。鑑賞後に一息つくのに最適です。ミュージアムショップでは、アール・デコ関連のグッズや、庭園の植物をモチーフにした商品などが販売されています。

総評:東京都庭園美術館の庭園は、都会の真ん中で「美と癒やし」を体感する場所!

7月中旬に訪れた『東京都庭園美術館の庭園』は、私の期待をはるかに超える、都会の真ん中に広がる「緑の宝石」でした。

アール・デコ建築の本館と、芝庭、日本庭園、西洋庭園という異なる様式が、それぞれが持つ美しさを最大限に引き出しながら、見事に調和している空間は、まさに圧巻です。特に、真夏の太陽の光を浴びて輝く深緑の木々と、季節の花々が織りなすコントラストは、心に深く刻まれる美しさでした。

池に映る木々の姿、水辺を吹き抜ける涼しい風、そして鳥のさえずり。五感全てを使ってこの庭園を体験することで、都会の喧騒を忘れ、心身ともに深く癒やされる、至福の時間を過ごすことができました。この場所は、単なる散策スポットではなく、「建築と自然、歴史と現代が対話する、生きた芸術空間」なのだと実感しました。

この庭園を訪れることは、私たちに、忙しい日常の中でも「美しさ」や「癒やし」を見出すことの大切さを教えてくれます。

この記事が、あなたの東京都庭園美術館の庭園訪問のきっかけとなれば嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次