【万博最前線】『NTTパビリオン』で体感したIOWNが描く、空間・感覚共有の超没入体験【徹底レビュー】

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こんにちは!大阪・関西万博の会場、夢洲(ゆめしま)の熱気に圧倒されているRyo1です。

先日、数あるパビリオンの中でも特に注目していた、テクノロジーの最先端を行く『NTTパビリオン』に行ってきました!「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマに対し、NTTが提案する「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」の概念と、それが実現する空間・感覚共有の世界は、まさに想像をはるかに超えるものでした。

私が実際にNTTパビリオンを訪れて感じた、超高臨場感の体験、リアルとバーチャルが融合する不思議な感覚、そして未来のコミュニケーションのあり方について、テクノロジーに興味がある方、未来の生活を想像したい方、そして万博の必見パビリオンを探している方に向けて、写真と共にお届けします!

「NTTパビリオンってどんな体験ができるの?」「混雑状況は?」「万博の目玉って本当にすごいの?」そんな疑問をお持ちの方に、きっと新たな発見と驚きがあるはず。ぜひ最後まで読んで、未来への期待を膨らませてくださいね!

目次

なぜ今、『NTTパビリオン』を選んだのか?~IOWNへの期待と「人間拡張」への好奇心~

大阪・関西万博には、本当に多種多様なパビリオンが立ち並んでいます。その中で、私がNTTパビリオンを訪れることを強く決意したのには、いくつかの理由があります。

一つは、「IOWN(アイオン)」というNTTが提唱する次世代の技術コンセプトへの強い関心です。IOWNは、光を中心とした革新的なネットワーク技術で、「超低遅延」「超大容量」「超省電力」を実現し、未来の情報通信基盤を根底から変える可能性を秘めています。その技術が、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」とどのように結びつき、具体的にどのような体験として表現されるのか、非常に興味がありました。

二つ目は、「空間・感覚共有」といった、SFのようなコンセプトが現実のものとして体験できると聞いていたからです。遠隔地とのコミュニケーションが、視覚・聴覚に加え触覚振動まで共有できるとしたら、私たちの生活や社会はどのように変わるのか。その最先端を、ぜひ肌で感じてみたかったのです。

そして三つ目は、連日ニュースやSNSで流れてくる「NTTパビリオンは必見!」「万博の目玉の一つ!」といった高評価です。混雑覚悟ででも、このパビリオンだけは絶対に行きたい!という強い思いがありました。未来の姿を、最も具体的に、そして没入感たっぷりに体験できる場所だと確信していました。

これらの期待を胸に、いざNTTパビリオンへと向かいました。

『NTTパビリオン』へのアクセスと、開幕直後のリアルな入場戦略

NTTパビリオンは、万博会場の中でも特に人気の高いパビリオンの一つです。そのため、入場にはそれなりの戦略が必要でした。

NTTパビリオンへの入場は、基本的に公式アプリでの事前予約が必要です。

私が訪れた時期は、NTTパビリオンの人気は健在でした。事前予約・抽選では、なかなか当選が難しいと聞いていたため、当日キャンセル待ちでNTTパビリオンの時間予約を取りました。(何回かアプリを開き予約できるタイミングを伺いました。)

予約ができてしまえば、あとは指定された時間に行くだけなので、その間は他のパビリオンを回ったり、会場を散策したりと、時間を有効活用できます。

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パビリオン外観とアプローチ:未来への扉を開くデザイン

NTTパビリオンの建物は、万博会場の中でも一際目を引く、非常に近未来的なデザインです。直線と曲線が組み合わさり、まるで宇宙船のような、あるいは最先端の都市建築のような洗練されたフォルムをしていました。建物全体が、NTTが目指す「IOWN」の世界観を表現しているかのようです。

外壁は、光沢のある素材や、光を取り込むような半透明な部分が組み合わされており、時間帯や天候によって、その表情を変えるように見えました。パビリオンの周囲には、未来の通信技術が実現する社会をイメージさせるような、シンプルなサインや植栽が施されています。

予約の指定時間になり、いよいよパビリオンの入口へ。入口では、スタッフの方々が笑顔で迎えてくれます。ここでもスムーズな誘導が行われ、期待感を高めながら、いざ内部へと足を踏み入れます。

パビリオン内部体験:IOWNが織りなす空間・感覚共有の超没入世界

NTTパビリオン内部は、いくつかのゾーンに分かれており、NTTが目指す未来のコミュニケーションと、それを支えるIOWNの技術を、体験を通して深く理解できるようになっています。

Zone1 プロローグ:「コミュニケーションの進化と普遍」

私たちが当たり前のように使っているインターネットやスマートフォンのさらに先を行く、まるで魔法のような技術が、理論的に、そして美しく提示され、「これからどんな体験が待っているのだろう」と期待感が最高潮に達しました。

「Zone1」では、「コミュニケーションの進化と普遍」をテーマに、手紙、電報、電話からインターネットに至るまで通信技術の発達により、私たちは距離を超えてさまざまな人とコミュニケーションすることができるようになりました。この通信手段の変遷を展示し、それらと連動する映像を壁面に設置した巨大LEDスクリーンで流しています。

映像では、通信技術の進化とともに、ことばにならない気持ち。映像や音だけでは伝わらない感覚。いっしょにいるだけで感じる、気配や空気を共有したいという普遍的な人間の欲求、そして最新技術を駆使しても、なお満たされない何かがあるという問いを投げかけ、IOWN時代のコミュニケーションではこれまでのテクノロジーが捉えきれなかったものをもっと大切にしたい。私とあなたと世界のまじわりを、新しい次元へ。行くことを表現しています。

Zone2:世界的テクノポップユニットのPerfumeをスペシャルパフォーマーとして迎えた、「IOWNによる3D空間伝送体験」

そしていよいよ、NTTパビリオンの核心となるメインの「Zone2」では、視覚・聴覚に触覚も加えた「未来のコミュニケーション」体験を提供しています。「より相手の存在を感じる」ことを実現し、ビデオ会議などの2D画面越しの交流を超え、「空間そのものをデジタル化して伝送・再現する」新しい通信形態の確立を目指しています。

2025年のNTTパビリオンと1970年の電気通信館、ふたつの”万博会場”の時間と空間を行き来するIOWNを使った世界初のパフォーマンスです。

スペシャルパフォーマーに3人組ユニット「Perfume」を迎え、2025年4月に夢洲と万博記念公園(大阪府吹田市)をつないで行われたライブパフォーマンスを完全再現しています。

3D点群スキャン、3Dカメラ、振動伝送、空間同期技術。さまざまなテクノロジーを駆使することで、時空の隔たりを超えて「私たち」がひとつになる高い没入感に入り込みます。IOWNネットワークでの、未来のコミュニケーション体験をすることができます。

Zone3:バーチャル世界でのもう一人の自分、「Another Me 未来の可能性との出会い」を体験

「Zone3」では、NTTが「アナザーミー(Another Me)」と呼ぶデジタル世界での新たな自分との出会いを提供しています。来場者一人ひとりを撮影し、デジタルヒューマンを生成することで、その分身が表情を動かし、最終的には声を発するまでの体験を実現しています。(撮影したデータは、演出終了後に削除するとしています。)

 これは、IOWNが実現する未来の社会では、自分という存在さえもひとつの可能性に縛られるものではない。デジタルの世界と現実がひとつになる様子を体験できる展示です。自分自身の可能性が拡張され、新たな「私」と出会い、そして新たな「私たち」が出会い互いに響き合い高め合うことで生まれる未来社会の姿を提示しています。

開幕直後のNTTパビリオン体験で感じたことと、その衝撃

今回のNTTパビリオン体験は、まさに私の想像をはるかに超えるものでした。

  • 圧倒的な没入感: 視覚、聴覚だけでなく、触覚までが共有されるという体験は、これまでのVRやARとは一線を画すものでした。本当にその場にいるかのような感覚で、現実と仮想の境界が曖昧になるほどの没入感です。
  • 技術の「その先」を感じた: 単に最新技術を見せるだけでなく、それが私たちの「人間」という存在や、「コミュニケーション」のあり方をどう変えるのか、という深い問いを投げかけられました。技術が、私たちをより豊かに、より深く繋ぐ可能性を提示してくれたことに、強い希望を感じました。
  • 未来への期待と、少しの戸惑い: これから実現するであろう社会に、ワクワクする気持ちが爆発する一方で、人間の感覚や意識がここまで拡張されることへの、わずかな戸惑いや倫理的な問いも同時に生まれました。しかし、それこそが「デザイン」すべき未来社会の姿なのだろうと、深く考えさせられます。
  • NTTの技術力への感嘆: 超低遅延、超大容量という、IOWNが掲げるコンセプトが、体験を通して確かに実現されていることに、日本の情報通信技術の底力を感じました。

このパビリオンは、単なる技術展示ではなく、「未来を体験し、自ら問いを立て、考える場所」だと感じました。万博のテーマを最も深く、そして具体的に表現しているパビリオンの一つだと断言できます。

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訪問を検討している方へ:NTTパビリオン攻略の鍵とアドバイス

NTTパビリオンは非常に人気が高く、スムーズに体験するためには事前の準備が不可欠です。

  1. 公式アプリでの事前予約(抽選)を最優先に!: これが最も確実な方法です。万博の公式アプリから、NTTパビリオンの事前予約を試みましょう。
  2. 時間に余裕を持つ: 予約時間が取れても、移動時間や、他のパビリオンの待ち時間などを考慮し、万博全体を回るスケジュールには余裕を持ちましょう。
  3. 公式アプリは必須アイテム!: 万博公式アプリは、会場マップ、現在地、パビリオンのリアルタイム待ち時間、イベント情報、フード情報など、全ての情報が詰まっています。万博を効率的に回るには、このアプリのフル活用が必須です。
  4. モバイルバッテリーは絶対に忘れずに!: スマホを一日中使うことになるので、モバイルバッテリーは必携です。
  5. 日差し対策と水分補給: 夢洲は非常に開けた場所なので、日差しを遮るものが少ないです。帽子や日焼け止め、そしてこまめな水分補給を忘れずに。
  • 場所: 万博会場内。公式アプリのマップで確認しましょう。
  • 体験時間: メイン体験は約70分
  • 入館料: 万博の入場券があれば、パビリオンの入場料はかかりません。(ただし、前述の通り入場には予約が必要です。)
  • 写真撮影: パビリオン内部の撮影は、一部制限されている場合があります。係員の指示に従いましょう。
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総評:NTTパビリオンは、万博テーマを体現する「未来の衝撃」!

NTTパビリオンは、まさに「万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』を最も深く、そして具体的に体現しているパビリオン」だと断言できます。単なる技術展示ではなく、人類のコミュニケーション、そして「人間」という存在そのものの可能性を、体験を通して深く考えさせてくれる場所でした。

超高臨場感の空間・感覚共有体験、そしてバーチャル世界は、SFの世界が現実になりつつあることを肌で感じさせてくれました。それは、期待と驚き、そして少しの戸惑いが入り混じった、言葉では表現しきれないほどの衝撃です。

開幕直後という、まだ真新しい会場でこの体験ができたことは、非常に貴重な思い出となりました。運営の最適化は日々進むでしょうが、このNTTパビリオンの根底にあるメッセージと、その体験の質は、会期中ずっと変わらないはずです。

もしあなたが大阪・関西万博を訪れるなら、ぜひNTTパビリオンを最優先で訪れることを強くおすすめします。事前予約の抽選に挑むか、当日予約枠を求める価値は十分にあります。

きっと、あなたの未来への視点が変わるような、そんな特別な体験が待っているはずです。このパビリオンで得た感動と、未来への問いかけを、これからの私自身の「いのち輝く未来」のデザインに活かしていきたいと思います。

この記事が、あなたのNTTパビリオン訪問のきっかけとなれば嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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