【展覧会レビュー】百段階段が「百鬼繚乱」の舞台に!和のあかり2025で巡る幻想的な鬼の物語【9月訪問記】

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こんにちは!日本の伝統文化や、光と影が織りなす幻想的な空間に心を奪われ、心身ともに癒やしを求めるのが大好きなRyo1です。今回は、以前からその美しさに感動していたホテル雅叙園東京の特別企画展に足を運んできました。

それが、『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』です。ホテル雅叙園東京の象徴である東京都指定有形文化財「百段階段」を舞台に、日本の様々な「あかり」と美術工芸、そして今回は「鬼」をテーマにした作品が一堂に会する、非常にユニークで、そして幻想的な展覧会です。

私が実際に9月中旬のこの企画展を訪れて感じた、光と影、そしてオリジナル音楽や香りが織りなす「百鬼繚乱」の世界、日本の伝統工芸の奥深さ、そして歴史ある空間が現代アートによって新たな命を吹き込まれる感動について、美術や建築に興味がある方、日本の妖怪文化が好きな方、そして心身ともにリフレッシュしたい方に向けて、写真と共にお届けします!

「和のあかりってどんな展示?」「百段階段が鬼の世界に?」「雅叙園の百段階段ってすごいって聞くけど…」そんな疑問をお持ちのあなたに、きっと心揺さぶられる感動と、忘れられない体験があるはず。ぜひ最後まで読んで、百鬼夜行の幻想的な物語を感じてくださいね!

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目次

はじめに:なぜ今、『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』を選んだのか?~十周年記念の特別なテーマ~

東京には数多くの美術館や博物館がありますが、今回私がこの特別展を選んだのには、明確な理由があります。

一つは、『和のあかり』展の「十周年」という記念すべき節目だからです。毎年恒例となっているこの企画が、10回目という特別な年に、どのような集大成を見せてくれるのか、大きな期待がありました。

二つ目は、今回のテーマが「百鬼繚乱」、すなわち「鬼」であったことです。「鬼」は、古来より日本の民話、伝説、美術工芸の中に様々な形で登場する、非常に奥深いモチーフです。鬼の恐ろしさ、力強さ、そしてどこかユーモラスな側面…。日本の伝統的な「あかり」や美術工芸と、この「鬼」というテーマがどのように融合し、百段階段という歴史的な空間で表現されるのか、その独創的な世界観に強く惹かれました。

そして三つ目は、「五感を刺激する没入型アート体験」というコンセプトです。単に作品を見るだけでなく、オリジナル音楽、ライティング、そして香りを駆使して、五感すべてで作品の世界に没入できると聞き、これほど贅沢で、そして現代的なアート体験は他にはないだろうと確信しました。9月という残暑が和らぎ始める時期に、五感すべてでアートに触れることで、日頃の疲れを癒やしたいという思いが強くなり、今回の訪問を決めました。

これらの魅力を求めて、私は今回、都心にありながらも別世界のような、特別な展覧会を体験すべく、ホテル雅叙園東京へと足を運びました。

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ホテル雅叙園東京へのアクセス:目黒の美の殿堂へ

ホテル雅叙園東京は、JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線の目黒駅から、徒歩わずか3分という好立地にあります。

目黒駅東口を出て、目黒通りを下っていくと、すぐにホテルの案内が見えてきます。大きなホテルですが、その外観は、周囲の緑や渓流と調和しており、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ホテルに入ると、ロビーから既に美術館のような豪華絢爛な空間が広がっています。チェックインカウンターを通り過ぎ、いざ「百段階段」の入口へ。このホテル全体が持つ、美術品に囲まれた非日常的な雰囲気が、百段階段への期待感をさらに高めてくれます。

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百段階段の導入:時を超えて「鬼」の世界へ

百段階段の入口に立つと、まず目に飛び込んできたのは、重厚な木造の扉と、その奥へと続く99段の階段です。普段は非公開のこの特別な空間が、期間限定で解放されています。

一歩足を踏み入れると、外界の光は遮断され、代わりに仄暗い空間に、様々な「あかり」が灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。この階段廊下自体が、既に展覧会の作品の一部になっているようです。

百段階段を上りながら、一つ一つの部屋を巡っていくのですが、今回のテーマ「百鬼繚乱」に合わせ、各部屋から聞こえてくるオリジナル音楽(作曲:Yoda Takeshi氏)や、漂ってくる香りの演出が、私たちを「鬼の世界」へと誘い込みます。その一つ一つの演出が、これから始まる物語への期待感を高めてくれます。

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各部屋を巡る「百鬼繚乱」の旅:伝統と現代が織りなす鬼の世界

百段階段には、それぞれ異なる装飾が施された7つの部屋があります。今回の展覧会では、それぞれの部屋が、テーマである「鬼」の様々な側面を表現する舞台となっていました。

十畝の間

階段を上って最初に現れたのが「十畝の間」です。この部屋は、天井には前室に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。

漁樵の間

次の「漁樵の間」は、室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた美しさは息を呑むほどの絢爛豪華さです。床柱は左右ともに巨大な檜で、精巧な彫刻 (中国の漁樵問答の一場面)が施されています。格天井には菊池華秋原図の四季草花図、欄間には尾竹竹坡原図の五節句が極彩色に浮彫されています。

草丘の間

「草丘の間」は、格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれています。障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。

静水の間

「静水の間」は、奥の間の床柱は黄檗丸洗。格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれています。次の間の天井及び欄間は橋本静水等の画伯によるものです。

星光の間

「星光の間」は、奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています。

清方の間

清方の間では、美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の室です。特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太でこのような逸材は今日、市場でもなかなか見出せないものです。廻り廊下の北山丸太を扱った化粧軒、障子建具、組子など、細心の造りです。扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに 清方の筆です。

頂上の間

頂上の間では、天井画は松岡映丘門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用しています。

7つの部屋、それぞれで異なるテーマと演出が施され、階段を上るごとに、まるで異なる世界に迷い込んだかのような体験ができます。音、光、香り、そして作品が一体となって作り出すこの没入感は、まさに「五感を刺激する空間芸術」そのものでした。

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「百鬼繚乱」展で感じる、伝統と現代、そして歴史の対話

この『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』展を通じて、私はいくつかの深い感動を覚えました。

  • 百段階段という「器」の力: 歴史ある百段階段という特別な空間が、現代アートや照明、音楽、香りの演出によって、全く新しい「百鬼繚乱」の物語を紡ぎ出す舞台になっていることに、心底驚きました。建物が持つ力と、アーティストたちの創造性が、互いを高め合っているのです。
  • 伝統工芸の奥深さと可能性: 鬼をモチーフにした木彫りや漆工芸、和紙細工など、日本の伝統工芸の美しさと、その技術力の高さを改めて実感しました。そして、それらの伝統工芸が、現代のテーマで再解釈され、新たな命を吹き込まれている姿に、その可能性と力強さを感じました。
  • 「鬼」が持つ多面的な魅力: この展覧会は、鬼の恐ろしさや力強さだけでなく、その内面的な悲しさ、ユーモラスな側面、そして自然との結びつきなど、多面的な魅力を引き出していました。鬼という存在が、いかに日本人の心の奥底に深く根ざしているのかを、改めて知ることができました。
  • 五感で楽しむアート: 視覚だけでなく、聴覚(オリジナル音楽)、嗅覚(香り)、そして歩くという身体的な感覚を通して作品に触れる、という体験は、これまでの美術鑑賞とは全く違うものでした。まさに「没入型空間アート」であり、観る者を作品世界の一部にする、非常に画期的な試みだと感じます。

この展覧会は、単なる美術展ではなく、「日本の伝統文化と、現代的な感性が、歴史的な空間で出会い、新たな物語を紡ぎ出す場所」だと感じました。

訪問を検討している方へ:基本情報とアドバイス ※開催期間は終了しました。

  • 所在地: 東京都目黒区下目黒1-8-1 ホテル雅叙園東京内 (JR・東急目黒・南北・都営三田線 目黒駅より徒歩3分)
  • 開催期間: 『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』は、2025年7月1日(火)~9月23日(火)の期間で開催されています。夏季限定の非常に貴重な企画なので、お見逃しなく!
  • 開館時間・休館日: 午前11時30分~午後6時(最終入館は午後5時まで)。会期中は無休。詳細は訪問前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
  • 入館料: 展覧会によって料金が異なります。今回の『和のあかり×百段階段2025』は、大人1,800円、大学生高校生1,200円、小中学生1,000円。(※料金は変動する可能性があるので、訪問前に公式サイトでご確認ください。)
  • 所要時間: じっくりと各部屋の作品を鑑賞し、写真撮影も楽しむなら、1時間半~2時間程度は見ておくことをおすすめします。百段階段全体をゆっくりと巡るだけでも、1時間程度はかかります。
  • その他:
    • 写真撮影について: 展覧会期間中は、基本的に写真撮影が可能ですが、フラッシュ撮影や動画撮影は禁止されている場合があります。係員の指示や表示に従い、マナーを守って撮影しましょう。
    • 混雑状況: 人気の企画展は混雑が予想されます。特に週末や祝日、夕方以降は入場待ちの列ができることもあります。比較的ゆっくり鑑賞したいなら、平日の午前中を狙うのがおすすめです。
    • 服装: 百段階段を上り下りするため、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
    • カフェ・レストラン: ホテル内のレストランやカフェは、展覧会と合わせて利用すると、より特別な一日を過ごせます。

総評:百段階段は、歴史を舞台に「現代アート」と出会う場所!

ホテル雅叙園東京の『和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~』は、私の想像をはるかに超える、日本の伝統文化と、現代アートが融合した、唯一無二の「没入型空間芸術」でした。

百段階段という歴史的な空間が持つ力と、光、音、香り、そして様々な「鬼」の作品が織りなす幻想的な世界。その全てが一体となって、私たちを「百鬼繚乱」の物語へと誘ってくれます。伝統工芸の奥深さと、現代作家の創造性が、互いを引き立て合い、忘れられない感動を与えてくれました。

この展覧会は、単なるアート鑑賞に留まらず、日本文化の深淵に触れ、歴史の重みを感じ、そして現代アートの可能性に触れる、多層的な体験です。特に、五感すべてで作品を体験できるという点は、非常に画期的であり、心身ともにリフレッシュできる特別な時間を与えてくれました。

もしあなたが特別な体験を求めているなら、日本の伝統文化やアートが好きなら、そしてホテル雅叙園東京の美を新たな視点から感じたいなら、ぜひこの『和のあかり×百段階段2025』展に足を運んでみてください。きっと、百鬼夜行の幻想的な物語の中で、心揺さぶられる感動に出会えるはずです。

この記事が、あなたの『和のあかり×百段階段2025』展訪問のきっかけとなれば嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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