「ISMS」「無線LAN」の解説
ISMSとは?
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「ISMS」とは、「Information Security Management System」の略であり、組織における情報資産のセキュリティを管理(マネジメント)するための枠組みです。
「ISMS」に関連する解説、関連問題に関しては、以下のリンク先を参照ください。
ISMSに関する問題
ISMSにおける情報セキュリティに関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問87
情報セキュリティとは,情報の機密性,( a )及び可用性を維持することである。さらに,
( b ),責任追跡性,否認防止,信頼性などの特性を維持することを含める場合もある。

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・解説は、次の通り。
【 ( a ) について】
情報セキュリティにおける三要素は、「機密性」、「完全性」、「可用性」になります。「完全性」とは、情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性になります。
【 ( b ) について】
情報セキュリティにおける付加的な要素は、「真正性」、「責任追跡性」、「否認防止」、「信頼性」になります。「真正性」とは、利用者、プロセス、システム、情報などが、主張どおりであることを確実とする特性になります。
無線LANとは?
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「無線LAN」とは、無線通信を利用し、データの送受信を行うLAN(「Local Area Network」 の略で、建物内などの、比較的狭く限定された範囲のネットワーク)のことであり、「ワイヤレスLAN」、又は「WLAN」とも呼ばれます。
「無線LAN」に関連する解説、関連問題に関しては、以下のリンク先を参照ください。
無線LANに関する問題
無線LANに関する記述のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問88
a. 使用する暗号化技術によって,伝送速度が決まる。
b. 他の無線LANとの干渉が起こると,伝送速度が低下したり通信が不安定になったりする。
c. 無線LANでTCP/IPの通信を行う場合,IPアドレスの代わりにESSIDが使われる。
ア. a, b
イ. b
ウ. b, c
エ. c
◆確認問題の解答(イ)、解説・・・適切なものは「 b 」になります。各選択肢( a 〜 c )の解説は、次の通り。
- a:誤りです。伝送速度は選択する無線LANの規格や、通信環境で変わります。使用する暗号化技術により、変わるわけではありません。
- b:正しいです。無線LANの通信範囲は、同じ周波数帯を使用する他の無線LANと重なる場合、干渉が起こり伝送速度の低下や通信が不安定になる場合があります。
- c:誤りです。ESSIDは、PCなどの端末とアクセスポイントの間の認証に使われる情報になります。TCP/IPでは、宛先を指定するのには、IPアドレスを利用するので、IPアドレスが使われなくなるわけではありません。
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