MENU

「メモリ」「組織における内部不正ガイドライン」の解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
目次

メモリとは?

「キャッシュメモリ」とは、 CPUと主記憶の速度差を埋めるために搭載される記憶装置で、「SRAM(Static RAM)」が用いられます。

「主記憶」とは、CPUが直接読み書きするために実行するプログラムやデータを記憶する装置で、「DRAM(Dynamic RAM)」が用いられます。

「補助記憶」とは、主記憶以外の記憶装置のうち、主にコンピュータに常時接続される大容量の記憶装置で、磁気ディスクの「HDD(Hard Disk Drive)」や半導体メモリの「SSD(Solid State Drive)」が用いられます。

「キャッシュメモリ」は、アクセス速度が比較的速いが、容量あたりの単価が高いため、容量が比較的小さいです。また、CPUとの論理的距離が近いのが特徴です。一方、「補助記憶」は、アクセス速度は比較的遅く、容量あたりの単価が安いため、容量も比較的大きいです。また、CPUとの論理的距離が遠いのが特徴です。なお、「主記憶」は「キャッシュメモリ」と「補助記憶」の中間的存在になります。

メモリに関する問題

◆確認問題

コンピュータの記憶階層におけるキャッシュメモリ,主記憶及び補助記憶と,それぞれに用いられる記憶装置の組合せとして,適切なものはどれか。

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問60

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・上記解説で記載しているため、割愛します。

組織における内部不正ガイドラインとは?


「組織における内部不正ガイドライン」とは、企業や組織等において、必要な内部不正対策を効果的に実施することを目的として、「IPA」により作成されたガイドラインのことです。

また、「組織における内部不正ガイドライン」の2019年時点の最新版は、「組織における内部不正ガイドライン(第4版)」は、「IPA」で以下リンクより参照できます。

https://www.ipa.go.jp/files/000057060.pdf

「内部不正防止の基本原則」は、以下の通りです。

  • 犯行を難しくする(やりにくくする): 対策を強化することで犯罪行為を難しくする 
  • 捕まるリスクを高める(やると見つかる): 管理や監視を強化することで捕まるリスクを高める 
  • 犯行の見返りを減らす(割に合わない):標的を隠したり、排除したり、利益を得にくくすることで犯行を防ぐ 
  • 犯行の誘因を減らす(その気にさせない): 犯罪を行う気持ちにさせないことで犯行を抑止する 
  • 犯罪の弁明をさせない(言い訳させない): 犯行者による自らの行為の正当化理由を排除する

組織における内部不正ガイドラインに関する問題

◆確認問題

IPA”組織における内部不正防止ガイドライン(第4版)”にも記載されている,内部不正防止の取組として適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
  a.  システム管理者を決めるときには,高い規範意識をもつ者を一人だけ任命し,全ての権限をその管理者に集中させる。
     b.  重大な不正を犯した内部不正者に対しては組織としての処罰を検討するとともに,再発防止の措置を実施する
     c.  内部不正対策は経営者の責任であり,経営者は基本となる方針を組織内外に示す”基本方針”を策定し,役職員に周知徹底する。
    ア.  a, b   イ.  a, b, c  ウ. a, c  エ. b, c 

出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問61

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。(正しい組み合わせは(b),(c)のため、正解は(エ)です。)

  • a:誤りです。1人の管理者に権限が集中すると、その者による「内部不正リスク」が高まります。最悪の場合、情報システムの破壊や重要情報の削除により事業継続が不可能になる場合があります。システム管理者を決める際には、複数の者を任命し、相互監視できることが望まれます。※「内部不正防止ガイドライン」:(6)システム管理者の権限管理を参照
  • b:正しいです。内部不正者に対する処罰や、再発防止策を実施しない場合、同様の内部不正を再発させる恐れがあります。重大な不正を犯した内部不正者に対し、組織としての処罰を検討する必要があります。また、必要に応じ、再発防止の措置を実施することが望まれます。※「内部不正防止ガイドライン」:(28)処罰等の検討及び再発防止を参照
  • c:正しいです。内部不正対策は、経営者の責任で、経営者は基本方針を組織内外に示す「基本方針」を策定し、役職員に周知徹底する必要があります。経営者が、リーダーシップをとり、組織内への周知を徹底させ、実効性のある管理体制を整備することが必要です。※「内部不正防止ガイドライン」:(1)経営者の責任の明確化を参照
メモリ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次