「SFA」「POS」の解説

2020年12月13日

SFAとは?

「SFA」とは、「Sales Force Automation(営業活動自動化)」の略であり、営業部の業務プロセスを自動化(効率化)するためのICTシステムの一つです。有名な「SFA」として、「Sales Force」の「sales Cloud」が挙げられます。

「SFA」の解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

SFAに関する問題

◆確認問題

営業部門の組織力強化や営業活動の効率化を実現するために導入する情報システムとして,適切なものはどれか。
 ア. MRP
    イ. POS
    ウ. SCM
    エ. SFA

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問34

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(MRP):「MRP」とは、「Material Requirements Planning」の略であり、部品表と生産計画をもとに必要な資材の所要量を求め、これを基準に在庫、発注、納入の管理を支援するシステムのことです。
  • イ(POS):「POS」とは、「Point Of Sale」の略であり、販売した情報を単品ごとにリアルタイムで、情報システムに取り込む販売店の管理方法のことです
  • ウ(SCM):「SCM」とは、「Supply Chain Management」の略であり、原材料の調達から生産から販売に関する一連の情報を、企業内や企業間で共有・管理することで、ビジネスプロセス全体の最適を目指す経営手法のことです。
  • エ(SFA):正解です。

POSとは?

「POS」とは、「Point Of Sale(販売時点情報管理)」の略であり、販売情報を単品ごと、リアルタイムで情報システムに取り込む販売店の管理方法のことです。主に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等のチェーン店舗で導入されています。

「POS」の利用方法として、一般的に日本では、会計時に商品に付与されている「JANコード」をバーコードリーダで読み、購買された商品・販売店・販売時間などの情報をシステムに蓄積していきます。

「POS」の導入においての利点は、商品名や価格、数量、日時等の販売実績情報を収集するため、「いつ・どの商品が・どんな価格で・いくつ売れたか」を経営者側が把握しやすく、売れ行きの動向を把握できる点にあります。また、購入者の購買商品・年齢層・性別・当日の天気もデータとして収集しています。

「POSシステム」は主に、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・薬局・アパレルショップ・外食産業・ガソリンスタンド・ホテル・各種専門店のチェーン店等で導入されていきます。また、年々その機能が進化して、近年はその簡易版(スマホ・タブレットなどで利用できるPOSシステム)が一般商店などにも普及してきています。

POSに関する問題

◆確認問題

販売時点で,商品コードや購入者の属性などのデータを読み取ったりキー入力したりすることで,販売管理や在庫管理に必要な情報を収集するシステムはどれか。
    ア. ETC
    イ. GPS
    ウ. POS
    エ. SCM

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問35

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(ETC):「ETC」とは、「Electronic Toll Collection」の略であり、高速道路などの有料道路の料金を、料金所の通過時に自動で精算するシステムのことです。
  • イ(GPS):「GPS」とは、「Global Positioning System」の略であり、米国が軍事用に打ち上げた衛星によって、地球上の位置を3次元で測位することで、受信機の現在位置を知ることができるシステムのことです。
  • ウ(POS):正解です。
  • エ(SCM):「SCM」とは、「Supply Chain Management」の略であり、原材料の調達から生産から販売に関する一連の情報を、企業内や企業間で共有・管理することで、ビジネスプロセス全体の最適を目指す経営手法のことです。