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「ゲーミフィケーション」「営業利益の計算問題」「ロングテール」の解説

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目次

ゲーミフィケーションとは?


「ゲーミフィケーション」とは、人が楽しんでプレイができる遊びや、競争といったゲーム的な要素や、思考をゲーム以外の分野(ビジネスなど)に応用し、顧客やユーザとの関係構築に利用しようとする取り組みのことです。

ここで、ゲーミフィケーションの導入の主なメリットを紹介します。まず、1点目として、「ゲーム」によって、企業が求める行動をユーザ(顧客)に、起こしやすくさせることが出来ることです。

「ゲーム」は、ユーザ(顧客)の興味や関心を引きつけることができ、継続的にモチベーションやロイヤルティを高めることが出来るものであるため、「ゲーム」によって、ユーザ(顧客)に、興味を持たせ続け、それに関わらせ続けたり、行動を起こさせたりできます。

次に、ゲーミフィケーション導入のメリットの2点目は、組織・チームとしての目標が達成しやすくなるためです。

ゲームには、ユーザ同士が互いに競争・協力しながら目標を達成する仕組みが、含まれています。ユーザは、リアルタイムにフィードバックを得ることができるため、設定した目標値にどの程度近づいているか可視化し、目標に達成した時の報酬と組み合わせることで、段階的に目標の達成ができるようになります。

そのため、ゲーミフィケーションは、効率的に組織のパフォーマンスを向上させることが、出来ます。

ゲーミフィケーションに関する問題(平成31年問33)

◆確認問題

ポイント、バッジといったゲームの要素を駆使するゲーミフィケーションを導入する目的として、最も適切なものはどれか。
 ア.ゲーム内で相手の戦略に応じて自分の戦略を決定する。  
    イ.顧客や従業員の目標を達成できるように動機付ける。
    ウ.新作ネットワークゲームに関する利用者の評価情報を収集する。
    エ.大量データを分析して有用な事実や関係性を発見する。

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題  問33

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!(解答を記載しています。)

ア.ゲーム内で相手の戦略に応じて自分の戦略を決定する。

不正解です。

イ.顧客や従業員の目標を達成できるように動機付ける。

正解です。

ウ.新作ネットワークゲームに関する利用者の評価情報を収集する。

不正解です。

エ.大量データを分析して有用な事実や関係性を発見する。

不正解です。

営業利益とは?

営業利益とは、企業が本業で稼いだ利益を表します。なお、次の式で表せます。「営業利益」= 「売上高」−「売上原価」−「販売費及び一般管理費」

次に、確認問題を用いて、計算方法について解説を行います。

営業利益に関する問題(平成31年問34)

◆確認問題

商品の販売数が700個のときの営業利益は表の通りである。拡販のために販売単価を20%値下げしたところ、販売数が20%増加した。このとき営業利益は何円か。ここで、商品1個あたりの変動費は変わらないものとする。
    ア. 200,000  イ. 204,000   ウ. 260,000  エ. 320,000

典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問34
売上高700,000
費用
  変動費
  固定費

140,000
300,000
営業利益260,000

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!(解答を記載しています。)

ア. 200,000      

不正解です。

イ. 204,000

正解です。

ウ. 260,000 

不正解です。

エ. 320,000

不正解です。

営業利益を求める式は、「営業利益」=「売上高 -(変動費+固定費)」が成立します。固定費は拡販後も一定であるため、拡販後の売上高と変動費を算出することで、営業利益を求めることが出来ます。

まず、拡販前の販売単価、変動費を求めます。

題意より、商品の販売数が700個の時、売上高が700,000円であるため、商品1個当たりの販売単価は、次で表せます。700,000円÷ 700個= 1,000円

なお、商品の販売数が700個の時、変動費が140,000円なので、商品1個当たりの変動費は、次で表せます。140,000円÷ 700個= 200円

次に、拡販後の変動費(販売単価、販売個数)、売上高を求めます。

題意より、拡販後は、販売単価を20%値下げし、販売個数を20%増加したので、販売単価と販売個数は、それぞれ次で表せます。

  • 拡販後販売単価:1000円(拡販前販売単価)× 0.8 = 800円
  • 拡販後販売個数:700個(拡販前販売数)× 1.2= 840個

売上高は「販売単価× 販売個数」で求めることが出来るので、拡販後の売上高は、上記の拡販後販売単価と拡販後販売個数をもとに、次で表せます。800円× 840個= 672,000円

商品1個あたりの変動費は、拡販前後で変わらないので、拡販後の変動費は、次で表せます。200円× 840個= 168,000円

よって、拡販後の営業利益は、672,000円(売上高)–( 168,000円(変動費)+ 300,000円(固定費))=204,000円(営業利益)が成立するので、選択肢イが正解になります。

ロングテールとは?

「ロングテール」とは、Webマーケティングの戦略の一つであり、ニッチな商品群の売上の合計がヒット商品の売上を上回り、全体の売上を大きくする戦略のことです。なお、「ロングテール」をビジネスに用いている例として、Amazon、楽天市場、iTunesなどインターネットを活用した企業が挙げられます。

従来の店舗を用いたビジネスでは、売上の80%は、売上の上位20%の商品が占めるとも言われています。(パレートの法則とも呼ばれます。)そのため、店舗のスペースは限られていることから、販売できる商品の数(在庫の数)は限度があるため、売筋の売上上位20%の商品を中心に販売する戦略を取るのが一般的です。

しかし、インターネットの登場により、WEB上で商品を展示することで、商品の販売スペースの制限がなくなりました。そのため、人気商品(売上高の上位の商品)だけでなく、何万点もの商品を同時に販売できるようになりました。そのため、ニッチな商品も販売できるようになり、ロングテール戦略を活かせる企業が増えてきました。

ロングテール戦略を効果的に活かしている代表例として、Amazonが挙げられます。Amazon豊富な品揃えをし、取り扱い商品数は日本だけで1億を超えるも言われています。また、売上ランキング40,000位以下の商品群で、全体の売上の8割を占めているとも言われています。

ロングテール戦略を活かしている代表例として、AppleのiTunes Store(音楽配信サービス)が挙げられます。大手歌手の楽曲だけでなく、無名の歌手の楽曲を多数、ネットで販売しています。

ロングテールに関する問題(平成31年問35)

◆確認問題

ロングテールに基いた販売戦略の事例として、最も適切なものはどれか。
 ア.売れ筋商品だけを選別して仕入れ、Webサイトにそれらの商品についての広告を長期にわたり掲載する。
 イ.多くの店舗において、購入者の長い行列ができている商品であることをWebサイトで宣伝し、期間限定で販売する。
    ウ.著名人のブログに売上の一部を還元する条件で商品広告を掲載させてもらい、ブログの購読者と長期に渡る取引を継続する。
    エ.販売機会が少ない商品について品ぞろえを充実させ、Webサイトにそれらの商品を掲載し、販売する。

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題  問35

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!(解答を記載しています。)

ア.売れ筋商品だけを選別して仕入れ、Webサイトにそれらの商品についての広告を長期にわたり掲載する。

不正解です。

イ.多くの店舗において、購入者の長い行列ができている商品であることをWebサイトで宣伝し、期間限定で販売する。

不正解です。

ウ.著名人のブログに売上の一部を還元する条件で商品広告を掲載させてもらい、ブログの購読者と長期に渡る取引を継続する。

不正解です。

エ.販売機会が少ない商品について品ぞろえを充実させ、Webサイトにそれらの商品を掲載し、販売する。

正解です。

ゲーミフィケーション

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