不正競争防止法とは?
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新しい発明を思いついたら、どうしたい?

特許を取って、大金持ちになりたい!

なるほどね!でも、せっかくのアイデアを誰かに真似されたら、どう思う?

えー、それは嫌だ!

そうよね。そこで、今日は、みんなのアイデアを守るための法律、 「不正競争防止法」について勉強してみましょう!

不正競争防止法…?

そう!この法律は、簡単に言うと、 「ズルをして競争することを禁止する法律」 なんだ。

ズルをする…?

うん。例えば、
他人のアイデアを盗んで、自分のものとして発表する
有名な会社のロゴマークを勝手に使って、偽物の商品を売る
ライバル会社の評判を落とすために、嘘の情報を流す
…といった行為は、不正競争にあたるんだ。

なるほどー。

不正競争をすると、
損害賠償を請求される
裁判で訴えられる
刑事罰を受ける
…といったことになる可能性もあるんだ。

怖い!

だから、みんなも、
他人のアイデアを尊重すること
自分のアイデアは、きちんと守ること
を心がけてね!

はーい!

不正競争防止法は、 発明や発見だけでなく、 営業秘密や顧客情報なども守ってくれるんだ。

営業秘密ってなんですか?

うん、それは企業にとって、 とても大切な情報のことなんだ。 例えば、
新製品の設計図
顧客リスト
特別な製造方法
…といった情報だね。

これらの情報を不正に入手したり、 利用したりすることも、 不正競争にあたるんだ。
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不正競争防止法の概要
不正競争防止法は、 公正な競争 を阻害する行為を規制し、 イノベーションを促進 するための法律です。
具体的には、以下の行為を 不正競争 として禁止しています。
- 営業秘密の不正な取得・利用
- 著名な商品表示の不正使用
- 模倣品の販売
- 虚偽の表示による顧客の誤認
- 技術的制限手段の無効化装置の提供
これらの行為によって、企業は ブランドイメージ や 顧客からの信頼 を失ったり、 経済的な損失 を被ったりする可能性があります。
不正競争防止法は、このような 不利益 から企業を守ることで、 健全な競争環境 を維持し、 経済発展 に貢献することを目的としています。
不正競争防止法に関する問題(令和6年問10)
不正競争防止法で規定されている限定提供データに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア. 特定の第三者に対し、1回に限定して提供する前提で保管されている技術上又は営業上の情報は限定提供データである。
イ. 特定の第三者に提供する情報として電磁的方法によって相当量蓄積され管理されている技術上又は営業上の情報(秘密として管理されているものを除く)は限定提供データである。
ウ. 特定の第三者に提供するために、金庫などで物理的に管理されている技術上又は営業上の情報は限定提供データである。
エ. 不正競争防止法に定めのある営業秘密は限定提供データである。
出典:令和6年度 ITパスポート試験公開問題 問10
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 特定の第三者に対し、1回に限定して提供する前提で保管されている技術上又は営業上の情報は限定提供データである。
不正解です。
イ. 特定の第三者に提供する情報として電磁的方法によって相当量蓄積され管理されている技術上又は営業上の情報(秘密として管理されているものを除く)は限定提供データである。
正解です。
ウ. 特定の第三者に提供するために、金庫などで物理的に管理されている技術上又は営業上の情報は限定提供データである。
不正解です。
エ. 不正競争防止法に定めのある営業秘密は限定提供データである。
不正解です。
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