「情報セキュリティの3大要素」の解説 〜 ITパスポート R5年 問95 〜

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情報セキュリティの3大要素とは、情報の「機密性(Confidentiality)」「完全性(Integrity)」「可用性(Availability)」 の3要素のこと。この3要素の頭文字をとって「CIA」といわれている。

目次

情報セキュリティの3大要素とは

情報セキュリティの3大要素とは何ですか?

情報セキュリティの3大要素は、「機密性」「完全性」「可用性」の3つを指し、それぞれが重要な役割を果たします。

情報セキュリティの3大要素を理解することは、ITパスポート試験だけでなく、実際のビジネスや日常生活においても重要です。

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機密性(Confidentiality)

機密性は、情報が許可された人だけにアクセスされることを保証する要素です。これにより、不正アクセスや情報漏えいを防止します。

インターネットバンキングでは、ユーザー名とパスワードを入力して初めてアカウントにアクセスできます。これは機密性を確保するための一般的な手法です。

対策
  • 暗号化技術の導入
  • 強固なパスワードの使用
  • アクセス権の管理

完全性(Integrity)

完全性は、情報が改ざんされていないことを保証する要素です。情報が正確であり、改ざんや不正な変更が行われていないことが重要です。

電子メールを送信した際、受信者が送信されたメッセージを改ざんされずに受け取ることができる状態。

対策
  • デジタル署名の使用
  • チェックサムやハッシュ関数の利用
  • バックアップの定期的な実施

3. 可用性(Availability)

可用性は、情報やシステムが必要なときに常に利用できることを保証する要素です。障害や攻撃によってシステムが停止しないように、安定した運用が求められます。

オンラインショップが24時間365日稼働しており、いつでも顧客が利用できる状態を維持すること。

対策
  • データセンターの冗長化
  • バックアップサーバーの配置
  • DDoS攻撃対策

【よくある質問(FAQ)】

情報セキュリティの3大要素はどんな場面で重要ですか?

オンラインバンキングやクラウドサービス、企業の機密情報管理など、さまざまな場面で重要です。

ITパスポート試験ではどの程度の知識が求められますか?

基本的な概念と、それぞれの要素に対する具体的な対策方法を理解していることが求められます。

情報セキュリティの3大要素に関する問題(令和5年問95)

情報セキュリティにおける機密性,完全性及び可用性に関する記述のうち,完全性が確保されなかった例だけを全て挙げたものはどれか。

 a.   オペレーターが誤ったデータを入力し,顧客名簿に矛盾が生じた。

 b.   ショッピングサイトがシステム障害で一時的に利用できなかった。

 c.   データベースで管理していた顧客の個人情報が漏えいした。

   ア.   a      イ.   a,   b   ウ.   b    エ.   c

出典:令和5年度  ITパスポート試験公開問題 問95

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.   a

正解です。

イ.   a,   b

不正解です。

ウ.   b 

不正解です。

エ.   c

不正解です。

情報セキュリティの3大要素

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