「期待利益(計算問題)」の解説

「期待利益」とは?

「期待利益」とは、ある行為や投資に対して期待される経済的な利益や利得のことです。

期待利益は、一般的に、将来の見込みに基づいて予測される経済的な利益や収益を意味しています。期待利益は、事業や投資の魅力や養分を評価する際に重要な要素となります。

期待利益では、異なるコンテキストで異なる意味を持つことがあります。例として、投資家が将来の利益を予測して投資判断を行う際に使用されます。また、企業の経営においても、将来の売上や利益の見通しをもとに戦略を立てたり、投資を決定する際に期待利益を考慮することが一般的です。

期待利益は予測に基づいているため、実際の結果が期待に達しない場合もあります。経済状況の変化や市場の変動、企業の業績の変化など、多くの要因が期待利益に影響を与える可能性があります。よって、期待利益を評価する際にはリスクや不確実性を考慮し、慎重な分析や予測が必要になります。


期待利益に関する問題

ASP利用方式と自社開発の自杜センター利用方式(以下”自社方式"という)の採算性を比較する。次の条件のとき,ASP利用方式の期待利益(効果額-費用)が自社方式よりも大きくなるのは,自社方式の初期投資額が何万円を超えたときか。ここで,比較期間は5年とする。

〔条件〕

 ・両方式とも,システム利用による効果額は500万円/年とする。

 ・ASP利用方式の場合,初期費用は0円,利用料は300万円/年とする。

 ・自社方式の場合,初期投資額は定額法で減価償却計算を行い,5年後の残存簿価は0円とする。また,運用費は100万円/年とする。

 ・金利やその他の費用は考慮しないものとする。

    ア.  500  イ. 1,000   ウ.  1,500  エ. 2,000

出典:令和5年度 ITパスポート試験公開問題 問4

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