目次
結合(join)とは?
関係データベースとは何ですか?
関係データベースとは、行(レコード)と列(フィールド)で構成されるデータベース管理システムで、テーブル間の関係を利用して効率的にデータを操作・管理することができます。
結合(join)とは何ですか?
結合とは、複数のテーブル(表)を結びつけてデータを取り出すことです。
「関係データベースの正規化」の解説 〜ITパスポートR5年 問59〜
関係データベースの正規化とは、データの重複を無くし整合的にデータを取り扱えるようにデータベースを設計することです。 【関係データベースの正規化とは?】 関係デ...
SQLにおけるJOIN(結合)の種類と使い方
INNER JOIN(内部結合)
- 定義:一致するデータのみ取得
- 例:顧客テーブルと注文テーブルから、注文のあった顧客を取得
SELECT 顧客.名前, 注文.商品 FROM 顧客 INNER JOIN 注文 ON 顧客.ID = 注文.顧客ID;
LEFT JOIN(左外部結合)
- 定義:左側のテーブルの全データと一致する右側のデータ
- 例:すべての顧客を表示し、注文がない場合はNULLを表示
SELECT 顧客.名前, 注文.商品 FROM 顧客 LEFT JOIN 注文 ON 顧客.ID = 注文.顧客ID;
RIGHT JOIN(右外部結合)
- 定義:右側のテーブルの全データと一致する左側のデータ
- 例:すべての注文を表示し、顧客情報がない場合はNULLを表示
SELECT 顧客.名前, 注文.商品 FROM 顧客 RIGHT JOIN 注文 ON 顧客.ID = 注文.顧客ID;
FULL OUTER JOIN(完全外部結合)
- 定義:両方のテーブルの全データを取得し、ない場合はNULLを補完
- 例:すべての顧客と注文を表示し、対応するデータがない場合はNULLを表示
SELECT 顧客.名前, 注文.商品 FROM 顧客 FULL OUTER JOIN 注文 ON 顧客.ID = 注文.顧客ID;
JOINが使われる実際のシナリオ
- 例1:売上分析で顧客データと購入データを結合する
- 例2:在庫管理で商品テーブルと注文テーブルをJOINする
JOIN操作のパフォーマンスと最適化のポイント
- インデックスを活用することで検索スピードを向上
- 必要のないカラムを省略し、効率的なクエリを心がける
- ON句とWHERE句の違いに注意する(絞り込み位置によるパフォーマンスの変化)
関係データベースの操作(結合:join)に関する問題(令和5年問100)
関係データベースにおける結合操作はどれか。
ア. 表から,特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る。
イ. 表から,特定のフィールドを抜き出した表を作る。
ウ. 二つの表から,同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る。
エ. 二つの表から,フィールドの値によって関連付けした表を作る。
出典:令和5年度 ITパスポート試験公開問題 問100
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 表から,特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る。
不正解です。
イ. 表から,特定のフィールドを抜き出した表を作る。
不正解です。
ウ. 二つの表から,同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る。
不正解です。
エ. 二つの表から,フィールドの値によって関連付けした表を作る。
正解です。
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