「オプトイン」「オプトアウト」の解説 〜 ITパスポート R4年 問23 〜

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「オプトイン」「オプトアウト」とは?

オプトイン(opt-in)とは、「参加する」「加入する」といった意味合いを持つ言葉で、情報の受け取り、利用などに対してユーザーが「同意する」ことを指します。

オプトアウト(opt-out)とは、「不参加」「脱退」という意味合いで、情報の受け取りや利用などを「拒否する」ことを指します。

オプトインの詳細

オプトインとは、ユーザーに宣伝広告を配信する際、事前に許可を求めることになります。また、宣伝広告の受け取りを、ユーザーが許可する意思を示すことになります。

近年、メールでの情報配信を含む会員登録のフォームなどでは、メール配信を許可するか否かを選択することができるようになっている場面が多いかと思います。オプトインの顧客は、商品に対して興味を持っている可能性が高いため、販売促進活動を行なうことで、高いレスポンス率が期待できます。

2002年に施行された「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」別名「迷惑メール法」では、企業などが、電子メールを使ってダイレクトメールを送る場合には、事前にユーザーからの承諾を得ることが必要になりました。

ユーザーからの承諾がない場合は、勝手に宣伝広告などのダイレクトメールを送ることができず、送った場合は、迷惑メールとして処罰対象になります。

オプトアウトの詳細

オプトアウトとは、ユーザーに許可を取ることなく、宣伝広告をメールなどの方法で送りつけることになります。また、宣伝広告の受け取りを、ユーザーが拒否する意思を示すことになります。メーリングリストから除外する事やメールマガジンの配信停止もオプトアウトと呼ばれています。

メールによって商品の宣伝広告を行なう企業の場合、自由に配信を拒否することができるようにオプトアウトの方法を必ず明記しなければいけません。オプトアウトの方法を明記せず、許可を得ないままに情報発信を続けていれば、顧客の企業に対する信頼の低下に繋がります。

2002年に施行された「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」別名「迷惑メール法」では、2008年に改正・施行された際に、オプトアウトによるダイレクトメールは、禁止される事になりました。

オプトアウトによるメールが届いた場合、受信者は個別に受信拒否を通知する設定を行い、拒否することを示す必要がああります。受信者に拒否された場合は「オプトイン規制」となり、ダイレクトメールを送ることができなくなります。

オプトアウトに関する問題(R4年 問23)

オプトアウトに関する記述として,最も適切なものはどれか。

ア.  SNSの事業者が,お知らせメールの配信を希望した利用者だけに,新機能を紹介するメールを配信した。

イ.  住宅地図の利用者が,地図上の自宅の位置に自分の氏名が掲載されているのを見つけたので,住宅地図の作製業者に連絡して,掲載を中止させた。

ウ.  通信販売の利用者が,Webサイトで商品を購入するための操作を進めていたが,決済の手続が面倒だったので,画面を閉じて購入を中止した。

エ.  ドラッグストアの事業者が,販売予測のために顧客データを分析する際に,氏名や住所などの情報をランダムな値に置き換え,顧客を特定できないようにした。

令和4年度 ITパスポート試験公開問題 問23

正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!

ア.  SNSの事業者が,お知らせメールの配信を希望した利用者だけに,新機能を紹介するメールを配信した。

不正解です。

イ.  住宅地図の利用者が,地図上の自宅の位置に自分の氏名が掲載されているのを見つけたので,住宅地図の作製業者に連絡して,掲載を中止させた。

正解です。

ウ.  通信販売の利用者が,Webサイトで商品を購入するための操作を進めていたが,決済の手続が面倒だったので,画面を閉じて購入を中止した。

不正解です。

エ.  ドラッグストアの事業者が,販売予測のために顧客データを分析する際に,氏名や住所などの情報をランダムな値に置き換え,顧客を特定できないようにした。

不正解です。

オプトイン

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