「暗号化」「エッジコンピューティング」「選び方(計算問題)」の解説
暗号化の確認問題
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◆確認問題
大文字の英字から成る文字列の暗号化を考える。暗号化の手順と例は次のとおりである。この手順で暗号化した結果が”EGE"であるとき,元の文字列はどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問70
ア. BED
イ. DEB
ウ. FIH
エ. HIF

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・上記解説スライド資料を参照下さい。
エッジコンピューティングとは?
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「エッジコンピューティング」とは、利用者のスマートフォンなどのインターネットにつながるIoT機器において情報を処理したり、利用者に近いエリアのネットワークにサーバを分散配置して処理を行うことで、サーバの負荷分散と通信の低遅延化を図るコンピュータモデルのことです。
「クラウドコンピューティング」は、サーバを集約し、集中して処理する「集中処理型」になります。一方、「エッジコンピューティング」は、ネットワークにおける端末機器において、情報を処理したり、ネットワークにサーバを分散配置して処理を行う「分散処理型」となります。
なお、「エッジコンピューティング」は、主に以下の4つのメリットがあります。
- 低遅延によるリアルタイムでのデータ処理
- 分散処理やトラフィックの最適化
- 通信コストの削減
- セキュリティやBCP対策、データガバナンスの強化
エッジコンピューティングに関する問題
◆確認問題
複数のIoTデバイスとそれらを管理するIoTサーバで構成されるIoTシステムにおける,エッジコンピューティングに関する記述として,適切なものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問71
ア. IoTサーバ上のデータベースの複製を別のサーバにも置き,両者を常に同期させて運用する。
イ. IoTデバイス群の近くにコンピュータを配置して,IoTサーバの負荷低減とIoTシステムのリアルタイム性向上に有効な処理を行わせる。
ウ. IoTデバイスとIoTサーバ間の通信負荷の状況に応じて,ネットワークの構成を自動的に最適化する。
エ. IoTデバイスを少ない電力で稼働させて,一般的な電池で長期間の連続運用を行う。
◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。
- ア:「レプリケーション」の説明です。
- イ:正解です。「エッジコンピューティング」の説明です。
- ウ:「SDN(Software Defined Networking)」の説明です。
- エ:IoTサーバと、IoTゲートウェイ(IoTデバイス)間の通信を担う「LPWA(Low Power, Wide Area)」や、IoTゲートウェイと、IoTデバイス間の通信を担う短距離無線通信の「BLE(Bluetooth Low Energy)」などの説明です。
選び方に関する問題
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◆確認問題
3人の候補者の中から兼任も許す方法で委員長と書記を1名ずつ選ぶ場合,3人の中から委員長1名の選び方が3通りで,3人の中から書記1名の選び方が3通りであるので,委員長と書記の選び方は全部で9通りある。5人の候補者の中から兼任も許す方法で委員長と書記を1名ずつ選ぶ場合,選び方は何通りあるか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問 72
ア. 5 イ. 10 ウ. 20 エ. 25
◆確認問題の解答(エ)、解説・・・解説は、次の通り。
5人の候補者の中から、委員長1名を選ぶ方法は5通り、また、5人の候補者の中から書記1名は5通りです。本問題では、委員長と書記の兼任が許されているため、委員長の選び方のそれぞれについて書記の選び方が5通りあることになります。
よって、選び方は「5通り×5通り=25通り」です。
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