「関係データベースの正規化」「NFC」の解説

2020年12月13日

関係データベースの正規化とは?

「関係データベースの正規化」とは、データの重複を無くし、整合的にデータを取り扱えるようにデータベースを設計することです。

「正規化」の目的は、「データに矛盾や重複を生じさせないこと」です。データベースの設計を最適化することで、利便性の高い高性能なデータベースを作り上げることができます。

正規化の種類には、第一正規化(表の繰り返しを除く)、第二正規化(従属関係を排除)、第三正規化(推移的関数従属性を取り除く)と段階を得ながら、細分化されていきます。通常は、第3正規化までで十分であると言われています。(今回は細かな正規化の種類の説明は割愛させていただきます。)

ここで正規化のメリットを紹介します。

  • データ管理(保守)が容易:無駄を排除しているため、データ変更が必要な場合、最小限の修正のみで済みます。
  • データの共通性(汎用性)向上:複数のシステムからも利用しやすくなります。又、データ移行もスムーズに行えます。
  • データ容量の削除:無駄な項目を削除するために保存に必要なデータ領域を削除できる。又、データ処理の効率も良くなります。

反対に正規のデメリットは、次の通りです。

  • 検索スピードが遅くなる:結合(データをまとめる)により、検索スピードが落ちる傾向にある。そのため、
  • 意図的に正規化をしない(非正規化)の設計をする場合がある

関係データベースの正規化の確認問題

◆確認問題

関係データベースを構築する際にデータの正規化を行う目的として,適切なものはどれか。
  ア. データに冗長性をもたせて,データ誤りを検出する。
    イ. データの矛盾や重複を排除して,データの維持管理を容易にする。
    ウ. データの文字コードを統一して,データの信頼性と格納効率を向上させる。
    エ. データを可逆圧縮して,アクセス効率を向上させる。

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問92

◆確認問題の解答(イ)・・・確認問題より上記の説明文(解説文)で記載されているため、解説は割愛します。

NFCとは?

「NFC」とは、「Near Field Communication」の略であり、近距離無線通信を意味し、非接触ICチップを利用してかざすだけで通信ができる通信規格のことです。

日常生活の身近で活用されている「NFC」の例は以下の通りです。

  • Apple pay、Google Payなどスマホ決済:ID、Quick payのような電子マネーの利用や、Suicaを用いた交通系ICで運賃支払いを可能にしています。
  • デジタルカメラ一眼レフ(ソニー α-7 Ⅱ など):カメラからスマホにNFC経由でデータを転送して、SNSにアップロードを可能にしています。
  • 体脂肪計(オムロン HBF-254C など):スマホの専用アプリと通信を行いデータ管理を可能にしています。
  • アクティブスピーカー(ソニー SRS-BTV5 など):NFCを利用してワンタッチ接続を可能にしています。

NFCに関する問題

◆確認問題

NFCに準拠した無線通信方式を利用したものはどれか。
  ア. ETC車載器との無線通信
    イ. エアコンのリモートコントロール
    ウ. カーナビの位置計測
    エ.交通系のIC乗車券による改札

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問93

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:ETC車搭載器との無線通信は、車内の無線通信に特化した「DSRC(Dedicated Short Range Communication)」を利用しています。
  • イ:エアコンのリモコンは、「赤外線」を利用しています。
  • ウ:カーナビの位置計測は、「GPS」を利用しています。
  • エ:正解です。