「フールプルーフ」「E-R図」の解説

2021年9月20日

フールプルーフとは?

「フールプルーフ(foolproof)」とは、障害に対する機器の設計思想の一つで、「人間は間違えるものである」という前提に立ち、利用者が操作や取り扱いを誤っても危険を生じない、又は誤った操作や危険な使い方が出来ない仕組みや構造のことです。

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「フールプルーフ」の例として、ドアが完全に閉じなければ起動しない電子レンジや洗濯機、正しい向きにしか挿入できない電池ボックスなどなど、身の回りでよく利用されている機器の設計に利用されています。

ここで、障害に対する機器の主な設計思想を紹介します。次の通りです。

設計思想意味
フォールトトレランス障害発生時でも安全に動作させるための設計思想
フォールトアボダイス障害を発生させないための設計思想
フェールセーフ障害発生時に被害を最小限にする設計思想
フェールソフト障害発生時に縮退運転で動作させる設計思想(障害発生時は継続稼働が最優先という考え方)
フールプルーフ利用者が誤った使い方をしても危険が生じない、又は誤った使い方が、出来ないようにする設計思想

フールプルーフに関する問題

◆確認問題

入力画面で数値を入力すべきところに誤って英字を入力したらエラーメッセージが表示され,再入力を求められた。このような工夫をしておく設計思想を表す用語として,適切なものはどれか。
    ア. フールプルーフ
    イ. フェールソフト
    ウ. フォールトトレランス
    エ. ロール設計

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問90

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:正解です。「フールプルーフ 」は、利用者が誤った使い方をしても危険が生じない、又は誤った使い方が、出来ないようにする設計思想です。
  • イ:「フェールソフト」は、障害発生時に縮退運転で動作させる設計思想です。
  • ウ:「フォールトレランス」は、障害発生時でも安全に動作させるための設計思想です。
  • エ:「ロールバック」は、トランザクションの途中にプログラムのバグなどで、アプリケーションからの応答がなくなったり、システムが強制終了したりした場合、更新前ログを用いてデータベースをトランザクション開始直前の状態に戻す処理です。

E-R図とは?

「E-R図」とは、データベース化の対象となる実体(エンティティ)と、実体の持つ属性(アトリビュート)、及び実体間の関連(リレーションシップ)を表現する図のことです。主にデータベースの設計で利用されます。

E-R図に関する問題

◆確認問題

E-R図で表現するものはどれか。
 ア. HDD内のデータの物理的な配置
   イ. エンティティ同士の関係
   ウ. 処理の流れ
   エ.  入力データ及び出力データ

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問91

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:HDD内のデータの物理的な配置を表す図はありません。
  • イ:正解です。
  • ウ:流れ図(フローチャート)で表現されます。
  • エ:DFD(Data Flow Diagram)で表現されます。