「貸借対照表」「RPA(Robotic Process Automation)」の解説

2021年8月21日

「貸借対照表(B/S:バランスシート)」とは、企業などの決算日において、会社に帰属している「資産」(現金預金・有価証券・土地・建物など)と会社が負っている「負債」(借入金・社債など)、そして、その差額を「純資産」(資本金・利益余剰金など)として表した一覧表のことです。なお、貸借対照表は、会社の「財務状態」を表すと言われています。

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「貸借対照表」の資産の部は、会社が所有している調達した資本(財産)を、どのように使用しているかを資本の運用形態として、表しています。

「貸借対照表」の負債の部と純資産の部は、企業がどのように資本(財産)を調達したのかという資本の調達源泉を表しています。なお、「負債」の部は、銀行などで、他人から借入れした「他人資本」が該当します。「純資産」は株主資本などの「自己資本」が該当します。

「貸借対照表」は、英語で「Balance sheet(バランスシート)」と呼ばれます。これを略して、「貸借対照表」は、「B/S(ビーエス)」と呼ばれることが多いです。

英語で「Balance Sheet(バランスシート)」と表記される理由は、「資産の合計金額」と「負債と純資産の合計金額」が必ず一致するからです。数式で表すと「資産 = 負債 + 純資産」で表されます。この式は、「貸借対照表等式」とも呼ばれます。

◆確認問題

貸借対照表を説明したものはどれか。
 ア.一定期間におけるキャッシュフローの状況を活動区分別に表示したもの  
   イ.一定期間に発生した収益と費用によって会社の経営成績を表示したもの
   ウ.会社の純資産の各項目の前期末残高、当期変動額、当期末残高を表示したもの
   エ.決算日における会社の財務状況を資産・負債・純資産の区分で表示したもの

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題  問18

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「キャッシュフロー計算書」の説明です。
  • イ:「損益計算書」の説明です。
  • ウ:「株主資本等変動計算書」の説明です。
  • エ:正解です。「貸借対照表」の説明です。

「RPA(Robotic Process Automation)」とは、ホワイトカラー(事務系職種の一般職(企業の管理、企画業務)など)が担っている事務作業(主に、定型作業)を、自動化(パソコンの中のソフトウェア型ロボットが対応)する仕組みのことです。近年、話題の「働き方改革」、「生産性向上」、「人で不足解消」に役立つとも言われています。

一般に、「RPA」を導入するのに、相性が良い(効果的だ)と言われている作業は、以下が挙げられます。

  • 一定のルールに従う作業
  • 繰り返しの作業
  • 複数人で実行する作業
  • ヒューマンエラーが発生しやすい作業

また、「RPA」を導入することで、従来、ホワイトカラーが担っていた事務作業を減らすことができ、以下の効果(メリット)をもたらします。

  • ホワイトカラー業務の効率化
  • 生産性向上
  • 人的ミスの防止
  • コスト削減
  • 人材不足の解消

◆確認問題

RPA(Robotic Process Automation)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
 ア. ホワイトカラーの定型的な事務作業を、ソフトウェアで実現されたロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る。
    イ.システムの利用者が、主体的にシステム管理や運用を行うことによって、利用者のITリテラシの向上や、システムベンダへの依存の軽減などを実現する。
    ウ. 組立てや搬送などにハードウェアのロボットを用いることによって、工場の生産活動の自動化を実現する。
   エ. 企業の一部業務を外部の組織に委託することによって、自社のリソースを重要な領域に集中したり、コストの最適化や業務の高効率化などを実現したりする。

出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験公開問題 問19

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:正解です。
  • イ:「EUC(End User Computing)」の説明です。
  • ウ:工場の生産活動を行うハードウェアのロボットは、RPAの範疇には含まれません。
  • エ:「BPO(Business Process Outsourcing)」の説明です。