「DFD」「労働派遣契約」の解説

2020年12月13日

DFDとは?

「DFD」とは、「Data Flow Diagram」の略であり、業務分析やシステム分析の際に利用される構造化分析手法の一つで業務で扱うデータの流れに着目し、その対象となる業務のデータの流れと処理の関係を表す手法のことです。 

DFDの解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

DFDに関する問題

あるレストランでは,受付時に来店した客の名前を来店客リストに記入し,座席案内時に来店客リストと空席状況の両方を参照している。この一連の業務をDFDで表現したものとして,最も適切なものはどれか。

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問11

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・解説は、次の通り。

確認問題の業務を分析すると以下のデータフローが存在します。

  • 受付時に来店客の名前を来店客リストに記入→「受付」処理から「来店客リスト」にデータが流れる
  • 座席案内時に来店客リストと空席状況の両方を参照している→「座席案内」処理が「来店客リスト」と「空席状況」に存在するデータを取得するので、「来店客リスト」と「空席状況」から「座席案内」処理にデータが流れる

したがって、「受付」処理から「来店客リスト」に向けた矢印(データフロー)が1つ、「来店客リスト」と「空席状況」から「座席案内」処理に向けた矢印が1本ずつの計3本の矢印が必要になります。よって、正しく記述しているDFDは「エ」になります。

労働派遣契約とは?

「労働派遣契約」とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結んでいる派遣労働者が、労働者派遣契約を結んでいる 派遣先企業の指揮命令の下で業務に従事できるようにした労働契約のことです。

労働派遣契約に関する問題

A社では,設計までをA社で行ったプログラムの開発を,請負契約に基づきB社に委託して行う形態と,B社から派遣契約に基づき派遣されたC氏が行う形態を比較検討している。開発されたプログラムの著作権の帰属に関する規定が会社間の契約で定められていないとき,著作権の帰属先はどれか。
 ア. 請負契約ではA社に帰属し,派遣契約ではA社に帰属する。
    イ. 請負契約ではA社に帰属し,派遣契約ではC氏に帰属する。
    ウ. 請負契約ではB社に帰属し,派遣契約ではA社に帰属する。
    エ. 請負契約ではB社に帰属し,派遣契約ではC氏に帰属する。

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問12

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・解説は、次の通り。

著作権は著作物を創作した者が受けられる権利になります。確認問題では、「著作権の帰属に関する規定が会社間の契約で定められていない」という条件があるので、著作権の帰属先は以下のようになります。

  • 請負契約 … 受託者(請負業者)
  • 派遣契約 … 派遣先企業

〔請負契約〕委託者=A社、受託者=B社のため、開発したプログラムの著作権は受託者であるB社に帰属されます。

〔派遣契約〕派遣先企業=A社、派遣元企業=B社、派遣労働者=C氏のため、開発したプログラムの著作権は派遣先企業であるA社に帰属されます。プログラムを開発したのはC氏ですが、法人の業務に従事する者がその職務上作成する著作物は、原則としてその法人が著作者となります。

したがって、「ウ」が正解になります。