「BIツール」「IoT」の解説

2020年12月13日

BIツールとは?

「BIツール」とは、Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略であり、社内外の様々なデータを価値ある情報に換えて、企業の意思決定を支援するためのツールになります。(BIツールの例として、「tableau」があげられます。)

ここで、BIツールを利用する上での、3つのプロセスを紹介します。

  1. インプット:会計や販売、営業、在庫などのさまざまな社内データを取込み、統合します。データの形式も社内のデータベースなどの業務システムからExcelまでそれぞれ違う場合もあります。
  2. 分析:集めたデータ集計や計算、分析をします。期ごとの売上げ、原価、利益、在庫など、どのような指標を見たいか?数字をベンチマークしたいか?などをBIツールに指示し、膨大なデータを見つけ、集計をします。
  3. アウトプット:データをグラフや表など内容がわかるように、わかりやすく出力できます。複雑なデータの分析結果がシンプルに見られるため、経営の意思決定が迅速になります。

BIツールを利用する上での、メリットは以下の通りです。

  • 高度なスキルがなくてもデータ集計ができ、業務コストが削減できる:今まで限られた社員が行っていたデータ加工などが、基幹データベースなどから集積されたデータを使い、高度なスキルがなくても誰でも簡単にグラフ表示できます。
  • リアルタイムにデータ活用ができる:リアルタイムで数値をグラフ化できるため、急に必要になったデータでも確認ができ、現状把握がしやすくなります

BIツールに関する問題

蓄積されている会計,販売,購買,顧客などの様々なデータを,迅速かつ効果的に検索,分析する機能をもち,経営者などの意思決定を支援することを目的としたものはどれか。
 ア.  BIツール
 イ.  POSシステム
   ウ.  電子ファイリングシステム  
   エ.  ワークフローシステム

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問7

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(BIツール):正解です。「BIツール」は、経営判断を支援することを目的に、業務システムなどに蓄積された膨大なデータを迅速に検索・分析するシステムになります。
  • イ(POSシステム):「POSシステム」は、販売した情報をリアルタイムで情報システムに取り込む販売管理システムになります。
  • ウ(電子ファイリングシステム):「電子ファイリングシステム」は、PCで作成した文書ファイルや画像データ、紙の資料のスキャンデータなどの電子ファイルの整理や保管を行うシステムになります。紙のまま保管する場合と比較して、場所をとらず検索や共有などがしやすく、バックアップが容易という利点があります。
  • エ(ワークフローシステム):「ワークフローシステム」は、電子化された申請書や通知書をあらかじめ決められた作業手順(決裁ルート)に従い、集配信し、電子決裁処理を行うシステムになります。

「IoT」とは、「Internet of Things」 の略であり、「モノのインターネット」 とも呼ばれ、身の回りのあらゆる「モノ」がインターネットに繋がる仕組みのことです。

IoTの解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

電力会社において,人による検針の代わりに,インターネットに接続された電力メータと通信することで,各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように,様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。
 ア. EDI
    イ. IoT
    ウ. ISP
    エ. RFID

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問8

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(EDI):「EDI」とは「Electronic Data Interchange」の略であり、電子データ交換と訳され、標準化された規約に基づき、異なる組織間で電子商取引のためのメッセージを通信回線を介して交換する仕組みのことです。
  • イ(IoT):正解です。「IoT」とは、「Internet of Things」の略であり、これまで単独で使用されていた情報機器ではない機器をインターネットに繋げ、様々な便益を享受しようとする仕組みのことです。
  • ウ(ISP):「ISP」とは、「Internet Service Provider」の略であり、顧客である企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するインターネット接続事業者のことです。
  • エ(RFID):「RFID」とは、「Radio Frequency Identificationの略であり、ID情報を埋め込んだRFタグ(ICタグ)と電磁界や電波を用いることで、数cm~数mの範囲で情報のやり取りを行う技術です。乗車カード(Suica, PASMOなど)や電子マネー、電子荷札や野生動物の調査、家畜の管理などに利用されています。