「PPM」「損益分岐点売上高( 計算問題)」の解説

2020年12月13日

PPMとは?

「PPM」とは、「project portfolio management(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)」の略であり、複数の事業を行なっている企業が、経営資源の最適な分配をするための分析を行い、企業戦略に用いられるフレームワークです。

「PPM」の解説詳細は、以下リンク先にも記載がございます。類似の確認問題も出題しておりますので、是非、参照下さい。

PPMに関する問題

◆確認問題

中堅家電メーカA社では,自社の製品群に対する資金投資の優先度を検討するために,将来性と競争力によって製品をグループ分けしたい。このとき用いる分析手法として,最も適切なものはどれか。
 ア. 自社製品の価格と客層に関するクラスタ分析
    イ. 自社製品の購入顧客に関するRFM分析
    ウ. 自社製品のシェアと市場成長率に関するPPM分析
    エ. 自社製品の不具合の原因に関する主成分分析

出典:令和30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問26

◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「クラスタ分析」とは、データを類似性によって集団や群に分類し、その特徴となる要因を分析する手法のことです。複数の異なる性質のものが混ざり合うデータの中から、類似したものをグルーピングし分析対象を群に分類します。
  • イ:「RFM分析」とは、顧客の購買行動のうち、「Recency(最終購買日)・Frequency(購買頻度)・Monetary(累計購買金額)」に注目し、顧客分析を行う手法のことです。顧客1人に対し、それぞれの要素を5~7段階でランク付けし、「企業が価値の高い顧客層」と「見込みが無い顧客層」のように、顧客の性質ごと分類を行うことで、各グループに応じたマーケティング活動を展開が可能になります。
  • ウ:正解です。
  • エ:「主成分分析」とは、複数の要因が相互に関連している場合、その群の特性を決定づけている主な要因を合成変数として求める手法のことです。

損益分岐点売上高とは?

「損益分岐点売上高」とは、管理会計上の概念の一つであり、 売上高と費用の額がちょうど等しくなる売上高のことです。なお、次の公式が成り立ちます。「損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ ( 1-変動費率 )」「変動費率 = 変動費 ÷ 売上高」

損益分岐点売上高に関する問題

◆確認問題

ある商品を表の条件で販売したとき,損益分岐点売上高は何円か。
 ア. 150,000
    イ. 200,000
    ウ. 250,000
    エ. 300,000

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問27

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・解説は、次の通り。

上記スライドの確認問題を用いて解説をします。

確認問題より、販売価格/個が300円、変動費/個が100円のため、変動費率は以下になります。

変動費率=変動費 ÷ 売上高 = 100 ÷ 300 = 1/3

固定費は、100,000円のため、損益分岐点売上高は以下になります。 

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ ( 1-変動費率 ) =100,000 ÷ ( 1- 1/3 ) = 100,000 ÷ 2/3 = 150,000(円)

以上より、損益分岐点売上高は 150,000円となり、(ア)が正解です。