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情報公開法とは?
「情報公開法」とは、正式名称は「行政機関の保有する情報の公開に関する法律(平成十一年法律第四十二号)」であり、国の行政機関が保有している行政文書を、原則、一般に公開することを定めた法律です。
情報公開は誰でも請求することができます。開示を求める文書があれば「行政文書開示請求書」に必要事項を記載し、手数料300円とともに情報公開を請求する行政機関に提出します。特段問題がなければ、30日以内に開示されるか否かが決定する制度になっています。
なお、開示請求ができる電子情報の対象は、決裁、供覧等手続を終了したものに限らず、職員が組織的に用いるものとして行政機関又は独立行政法人等が保有する文書、図画及び電磁的記録(フロッピーディスク、録音テープ、磁気ディスク等に記録された電子情報になります。
反対に不開示情報とされている情報は、以下が該当します。
- 特定の個人を識別できる情報(個人情報)
- 法人の正当な利益を害する情報(法人情報)
- 国の安全、諸外国との信頼関係等を害する情報(国家安全情報)
- 公共の安全、秩序維持に支障を及ぼす情報(公共安全情報)
- 審議・検討等に関する情報で、意思決定の中立性等を不当に害する、不当に国民の間に混乱を生じさせるおそれがある情報(審議検討等情報)
- 行政機関又は独立行政法人等の事務・事業の適正な遂行に支障を及ぼす情報(事務事業情報)
情報公開法に関する問題
◆確認問題
行政機関の保有する資料について, 開示を請求する権利とその手続などについて定めた法律はどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問6
ア. 公益通報者保護法
イ. 個人情報保護法
ウ. 情報公開法
エ. 不正アクセス禁止法
◆確認問題の解答(ウ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。
- ア:「公益通報者保護法」とは、公益のために、通報を行なった労働者など(内部告発者)を保護するための法律です。
- イ:「個人情報保護法」とは、個人情報の取り扱いに関する法律です。
- ウ:正解です。
- エ:「不正アクセス禁止法」とは、インターネットなどを通して、コンピュータ(スマートフォン)ネットワークなどの通信において、不正アクセス行為の規制と、その不正アクセス行為を助長する行為を規制する法律です。
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