「コミュニケーションルール」「リバースエンジニアリング」の解説

コミュニケーションルールとは?

「コミュニケーションルール」とは、プロジェクト運営において、誰に、いつ、どのような手段で伝えるのかを取り決めることで、プロジェクト関係者同士の基本的なコミュニケーションを効率化したり、ミスを軽減することを目的としたルールになります。

「コミュニケーションルール」は、全てのコミュニケーションを、ルール化することは難しいため、進捗会議など重要な会議や、頻度が高い業務をルール化することが好ましいと言われています。

ここで、コミュニケーションルールの計画策定から実行までの流れを以下で紹介させていただきます。

  1. コミュニケーションルールの計画 :プロジェクトによって、共有すべき情報や伝達対象者が異なるため、発生しうる情報や必要な対象者を洗い出し整理します。その後、管理分類やフェーズに分け、誰にいつどのような手段で伝えるのかをルール化していきます。
  2. コミュニケーションルールの合意と認知 :コミュニケーションルールを計画立案ができたら、ユーザーと合意形成をとり、プロジェクトメンバー全員にコミュニケーションルールを認知してもらいます。
  3. コミュニケーションルールの実行 :PM又はPLは、プロジェクトメンバーがルールを守っているか確認し、コミュニケーションが円滑に進むように推進します。

コミュニケーションルールに関する問題

プロジェクトメンバ間のコミュニケーションのルールを明確にするための施策として,適切なものはどれか。
 ア.  作成すべき成果物を定義する。
    イ.  実際に使った費用を把握し,計画とのずれがあれば対策を講じる。
    ウ.  スケジュールを作成し,進捗管理を行う。
    エ.  プロジェクト情報の作成や配布の方法を明確にする。

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問50

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「スコープを明確にする」ための施策になります。
  • イ:「コストを明確にする」ための施策になります。
  • ウ:「スケジュールを明確にする」ための施策になります。
  • エ:正解です。「コミュニケーションのルールを明確にする」ための施策になります。

リバースエンジニアリングとは?

「リバースエンジニアリング」とは、既存のソフトウェアに対し、動作解析をするなどして製品の構造を分析し、そこから製造方法・動作原理・設計図・ソースコードなどの仕様を導き出す技術のことです。

「リバースエンジニアリング」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

リバースエンジニアリングに関する問題

リバースエンジニアリングで実施する作業として,最も適切なものはどれか。
 ア. 開発中のソフトウェアに対する変更要求などに柔軟に対応するために,短い期間の開発を繰り返す。
    イ. 試作品のソフトウェアを作成して,利用者による評価をフィードバックして開発する。
    ウ. ソフトウェア開発において,上流から下流までを順番に実施する。
    エ. プログラムを解析することで,ソフトウェアの仕様を調査して設計情報を抽出する。

出典:令和2年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問51

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「アジャイル開発」で実施する作業になります。
  • イ:「プロトタイピング」で実施する作業になります。
  • ウ:「ウォータフォール開発」で実施する作業になります。
  • エ:正解です。「リバースエンジニアリング」で実施する作業になります。