「ブレーンストーミング」「可用性(Availability)」の解説

2020年12月13日

ブレーンストーミングとは?

「ブレーンストーミング」とは、ある議題について、アイデアを出したい場合や、問題点を列挙したい場合等、複数人が集まり自由に意見を述べる方法で、 新たな発想を生みだすことが期待できます。なお、「プロジェクト・リスク・マネジメント」の「リスク特定」では、発見・認識したリスクをリスク一覧表として文書化し、多くのリスクを見つけるための情報収集技法として、ブレーンストーミングが使用されることがあります。

「ブレーンストーミング」のやり方は次の通りです。

「ブレーンストーミング」は、原則10人以下のグループもしくは個人で行います。解決すべき問題を設定し、メンバーを集めます。「ホワイトボード」「付箋」「筆記用具」といった備品も揃えておくとなお良いです。

「ブレーンストーミング」に参加するメンバーは、できるだけ立場・性格の異なる方が望ましいです。多角的な意見を集めることが、問題解決の近道になります。

また、「ブレーンストーミング」を実施する際は、制限時間を意識して進行させることが望ましいです。「ブレーンストーミング」の性質上、発言をダラダラと続けてしまいがちですが、効果を十分発揮するには、決められた時間内で終えるようにすることが好ましいです。

「ブレーンストーミング」を実施するには、次の4つのルールがあります。

  1. 判断遅延:ネガティブな判断を遅延する。(アイディアを批判をしない)
  2. 突飛さ歓迎:突飛なアイディアを歓迎する(自由奔放に考える)
  3. 質より量:質にこだわらず沢山出す(大量に発案する)
  4. 便乗発展:他の人に便乗し出そう(既出アイディアを改良し、発展させる)

ブレーンストーミングに関する問題

◆確認問題

プロジェクトリスクマネジメントは,リスクの特定,リスクの分析,リスクのコントロールという流れで行う。リスクの特定を行うために,プロジェクトに影響を与えると想定されるリスクを洗い出す方法として,適切なものはどれか。
 ア. 許容できる管理限界を設定し,上限と下限を逸脱する事象を特定する。
    イ. デシジョンツリーダイアグラムを作成する。
    ウ. 発生確率と影響度のマトリクスを作成する。
    エ. ブレーンストーミングを関係者で行う。

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問50

◆確認問題の解答(エ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:リスクコントロールの方法である「管理図」の説明になります。
  • イ:リスク分析の方法になります。「デシジョンツリー分析」とは、意思決定の各段階の選択肢を樹木構造で示した図に基づき、最適な結果を得るための経路を分析する手法のことです。
  • ウ:リスク分析の方法になります。「発生確率・影響度マトリックス」とは、各リスクの発生確率と影響度の度合いをそれぞれ「高」「中」「低」などの定性的な用語、又は0.1~0.9までの一般的な尺度で表し、それらの組合せで表現されるマトリクス上に、各リスクを分類してリスクレベルを判定する手法のことです。
  • エ:正解です。リスク特定で使用される方法になります。

可用性とは?

「可用性(Availability)」とは、システムを障害などで停止させることなく継続的に稼働出来る能力のことです。

「可用性(Availability)」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

可用性に関する問題

◆確認問題

メールサービスにおけるITサービスマネジメントの可用性の要件に関する事例として,適切なものはどれか。
 ア. Webブラウザだけでメールサービスを使用できるようにする。
    イ. 定められたメンテナンス時間以外はいつでもメールサービスを使用できるようにする。
    ウ. 自分宛てのメールを他人が勝手に読むことができないようにする。
    エ. 送信したメールが改ざんされてしまうことがないようにする。

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問51

◆確認問題の解答(イ)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア:「使用性」の要件になります。
  • イ:正解です。「可用性」の要件になります。
  • ウ:「機密性」の要件になります。
  • エ:「完全性」の要件になります。