「SLA(サービスレベル合意書)」「ITガバナンス」の解説

2020年12月13日

SLAとは?

「SLA」とは、「Service Level Agreement(サービスレベル合意書)」の略であり、サービスを提供する事業者とその利用者(契約者)の間で結ばれるサービスのレベルに関する合意水準のことです。

「SLA」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

SLAに関する問題

◆確認問題

システムに関して"障害からの回復を3時間以内にする"などの内容を,システム運用側と利用側の間で取り決める文書はどれか。
 ア.  サービスレベル合意書
    イ.  ソフトウェア詳細設計書
    ウ.  提案依頼書(RFP)
    エ.  プロジェクト憲章

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問40

◆確認問題の解答(ア)、解説・・・各選択肢の解説は、次の通り。

  • ア(サービスレベル合意書):正解です。「サービスレベル合意書(SLA)」とは、サービスの品質保証に関して、サービスを提供する事業者と、その利用者(契約者)の間で合意を定めた文書のことです。なお、「SLA」には、サービスの定義、内容、範囲、品質、達成目標、目標水準を達成できなかった時のペナルティなどを記述します。
  • イ(ソフトウェア詳細設計書):「ソフトウェア詳細設計書」とは、ソフトウェア又は、ソフトウェア構成部品について、コーディング(プログラミング)及びテストが可能な段階まで詳細化した設計書のことです。
  • ウ(提案依頼書):「提案依頼書(RFP)」とは、情報システムの調達を予定している企業や組織等が、発注先候補に対し、具体的なシステム提案をするように求める文書のことです。
  • エ(プロジェクト憲章):「プロジェクト憲章」とは、プロジェクトの背景、目的、実施要綱、方針等を定め、プロジェクトを公式に立ち上げるために作成される文書のことです。

ITガバナンスとは?

「ITガバナンス」とは、 コーポレートガバナンスをIT側から捉えたものであり、企業等が、経営方針に沿ったIT戦略を策定、ITシステムの導入・運用を、管理・統制する仕組みのことです。なお、成熟度を図るフレームワークとして、「COBIT」があります。

「ITガバナンス」に関する詳細解説、関連問題に関しては、下記リンク先も参照下さい。

ITガバナンスに関する問題

◆確認問題

適切なITガバナンスを構築するための役割①~④に関して,それを担う経営者と情報システム部門の責任者の分担の適切な組合せはどれか。
① ITガバナンスの方針の明確化
② 情報化投資の決定における原則の制定
③ 情報システム部門内における役割分担と権限の決定
④ プロジェクト計画に基づいたシステム開発の進捗管理

出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問41
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◆確認問題の解答(ア)、解説・・・「ITガバナンス」を構築するための「経営者」の役割は、「①と②」が該当します。そのため、(ア)が正解です。

「ITガバナンス」における経営層の主な役割は、次のようなものがあります。

  1. 経営者は、ITにかかわる方針を決定します。
  2. 経営者は、組織内にITガバナンスを導入し確立します。
  3. 経営者は、結果をモニタリングし、是正措置を要求します。

よって、選択肢の①と②が「経営者」の役割、③と④が「情報システム部門責任者」の役割になります。