プロジェクトマネジメントとは?
「プロジェクトマネジメント」とは、プロジェクトを遂行する計画を立て、プロジェクトの目的を達成できるようにコントロールしていくことです。なお、プロジェクトを遂行する上で、コスト・資源・時間などの制約条件を考慮することが求められます。
「プロジェクトマネジメント」の知識を体系化した「PMBOK」では、プロジェクトマネジメントを「プロジェクトの事業主体や他のステークホルダーの当該プロジェクトに対する要求事項を満足させるために、知識、スキル、ツールおよび技術をプロジェクト活動に適用することと定義しています。
なお、「プロジェクトマネジメント」の成功にはステークホルダー、管理対象(スコープ・品質・時間・コスト・リスクなど)を常に考慮し、判断事項の優先順位付けを時に応じて正しく行い、バランスの良いマネジメントをすることが重要であると言われています。
プロジェクトマネジメントに関する問題(令和元年問38)
◆確認問題
システム開発プロジェクトの開始時に,開発途中で利用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れにならないようにする対応策として,最も適切なものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問38
ア. 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。
イ. 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。
ウ. 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。
エ. 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。
不正解です。
イ. 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。
不正解です。
ウ. 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。
不正解です。
エ. 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。
正解です。
共通フレームとは?
「共通フレーム」とは、ソフトウェアの構想から開発・運用・保守・廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて必要な作業項目・役割などを包括的に規定した共通の枠組みのことです。2019年現在の最新バージョンの共通フレームは「共通フレーム2013」です。
ここで、ソフトウェア開発とその取引では、その性質上、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 取得者と供給者で用語が統一されていない
- 多くの人が係るためのコミュニケーションが
- 複雑
- 役割分担が不明確
- 曖昧な見積りが招くトラブル
上記のような問題を「共通フレーム」で解消できると言われています。
なお、「共通フレーム」では、取得者と供給者を含むシステム開発に関わる全ての人が、システム開発ライフサイクルの各工程の作業項目を、共通に参照出来る記述し、ソフトウェア取引を明確化するための基準が記述されています。
共通フレームに関する問題(令和元年問39)
◆確認問題
共通フレームの定義に含まれているものとして,適切なものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験公開問題 問39
ア. 各工程で作成する成果物の文書化に関する詳細な規定
イ. システムの開発や保守の各工程の作業項目
ウ. システムを構成するソフトウェアの信頼性レベルや保守性レベルなどの尺度の規定
エ. システムを構成するハードウェアの開発に関する詳細な作業項目
正しいと思う選択肢をクリックしてみてください!!!
ア. 各工程で作成する成果物の文書化に関する詳細な規定
不正解です。
イ. システムの開発や保守の各工程の作業項目
正解です。
ウ. システムを構成するソフトウェアの信頼性レベルや保守性レベルなどの尺度の規定
不正解です。
エ. システムを構成するハードウェアの開発に関する詳細な作業項目
不正解です。
コメント